日本とハワイを繋ぐシンガーソングライター”ChiyoTia”、自身初となるホールワンマンライブを開催!

ベース・ドラム・キーボード・コーラスの面々を携え、スケールアップした本日のステージ、濱中祐司からの優しいアルペジオが奏でられる中、グッと目を惹く羽飾りを付けたChiyoTiaがゆっくりと登場し、「Carry On ~E ola mau~」で幕が上がった。
これまでに培われてきたハワイ・ミュージックを飲み込み、”描いた憧れが思い出に負けないように”と、更に洗礼されたメロディで紡がれるポジティヴなメッセージは、煌びやかな演奏と共にステージから放たれ、溢れる至福の音楽を全身で味わう。
観客との距離を感じない、飾らないMCもChiyoTiaの魅力の1つだが、それはホールに場所を移しても変わらない。音楽を通して対話することと同じように、ChiyoTiaはステージからでも観客と同じ目線で語りかける。
そんな互いの不変的な関係性を代弁するように、ゆっくりとシェイカーのリズムが響き「Walk with me ~Ku’u Lei~」を披露。ChiyoTiaの歌声を通して浮かぶ情景は、必ずと言っていい程、その出口では前に進む勇気を与えてくれる。だからこそ、これだけの観客を魅了し続けているのだろう。

ChiyoTia

10年の月日を経てこのステージに立った感謝を伝え、スタートした当初の編成ChiyoTia、濱中祐司で「Over the Rainbow」を披露。2人だけで奏でる” And the dreams that you dare to dream Really do come true”という一節には、2人の10年の想いが詰まっているようだった。
盟友である村上〝PONTA”秀一が“この歌は歌い続けて欲しい”と言わしめた「三日月」をしっとりと歌い上げ、再びバンドセットへ。

アップテンポナンバー「Island Style」で一気に会場の手拍子を誘い、昨年リリースした『Hi Feelin’』から「Waiting」を披露すると大きな歓声が沸き起こった。
そんな至福のライヴも終盤。始めて作った曲である「E Ku’u Aloha」、ハワイ語で大地を愛し、リスペクトするという意味を持つ、ChiyoTiaだからこそ歌えると言っても過言ではない「Aloha ‘aina」、ビッグママ(祖母)に捧げた名曲「あなた」と、まさに”日本とハワイを繋ぐ” ChiyoTiaの世界を惜しみなく披露し、大歓声の中、ステージは終了した。

止まないアンコールに迎えられ、濱中祐司がバンドメンバーを紹介し迎え入れる。そして、ChiyoTiaが再度登場し、湘南のイベント「江ノフェス」の公式テーマソングとなっている「Beautiful Day」を熱唱。
最後に演奏されたのは、” また会えるその時まで”と締めくくられる名曲「Aloha `Oe」。夏の終わりの夜を優しく、そして力強く歌い上げたワンマンライヴは、大円団を迎えて幕を閉じた。

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