散々盛り上げてTAKUMAがステージを去ったあと、予期せぬことが起こる。谷中がおもむろに発した「告知したゲストはここまでです。」に対してどよめく観客。「このためにわざわざ来てくれました!宮本浩次!」と谷中がシャウトすると、大歓声がスカパラと同じエンジ色のスーツを身に纏った宮本浩次を迎え入れる。
宮本浩次は3日間開催された「SWEET LOVE SHOWER 2019」のどの日にも出演していないことから、まさに、スカパラのステージに出演するためだけの登場となった。披露されたのは宮本浩次をゲストボーカルに迎えて昨年11月にリリースされた「明日以外すべて燃やせ」。宮本浩次の圧倒的なボーカルが山中湖畔に響き渡る。縦横無尽にステージ上を駆け巡り、スカパラメンバーひとりひとりと対峙するかのように歌い上げ、「みんないい顔してるぜ!」の言葉と大きな投げキッスを観客に放つと、足早にステージを去っていった。
沖祐市(Key)がイントロを奏でるなか、加藤(G)が「ありがとう!スカパラ最後の曲になります。みんな踊ってってくれよ!」と大いに盛り上がってくれた観客に感謝の想いを伝えるなか、川上つよし(B)の「ペドラーズ!」の掛け声を合図に、30年前の1989年にリリースされたデビュー作「東京スカパラダイスオーケストラ」の1曲目に収録されている「ペドラーズ」が披露され、夏の終わりの祝祭感満載の濃密すぎるステージが終了となった。
この夏、各地のフェス会場でスカパラに触れて「もっと観たい!」と思った方は、11月から開催されるスカパラの全国ホールツアーにも参戦してみよう。フェス以上の楽しさが待ち受けているに違いない。
Photo by 勝永裕介
SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY
SWEET LOVE SHOWER 2019
東京スカパラダイスオーケストラ
SET LIST
M1. DOWN BEAT STOMP
M2. 星降る夜に ※Guest:Official髭男dism
M3. Paradise Has No Border
M4. Wake Up! ※Guest:Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
M5. 閃光 ※Guest:TAKUMA(10-FEET)
M6. 明日以外すべて燃やせ ※Guest:宮本浩次
M7. ペドラーズ
スペースシャワーTV
SPACE SHOWER TV & TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA 30TH ANNIVERSARY
『TOKYO SKA JAM “8”』
#5 GUEST:GEN (04 Limited Sazabys) ※放送日:9/13(金) 23:00-23:30
#6 GUEST:MAH (SiM) ※放送日:9/27(金) 23:00-23:30
https://www.spaceshowertv.com/skajam8/