筋肉少女帯、新アルバム『LOVE』を携えた東名阪ツアーが派手に開幕!

印象深かったのは、この「LOVE」の収録曲が観客にお馴染みの旧曲と同じくらいの興奮をもたらしていたという点。本作リリースにあたり、「人を煙に巻く言葉を今回のアルバム・タイトルにしたかった」と大槻は語っているが、タイトルを見ただけで思わず笑ってしまうような曲や、深読み必至の妖しい曲まで、実にバラエティ豊かなサウンドがオーディエンスを魅了していた。特に、先行公開されたMVが話題の「ボーン・イン・うぐいす谷」の狂気とユーモアは強烈。「ラブ・ホ・ホ・ホー ホーケキョ」なるインパクト絶大の歌詞に合わせて、観客が体を揺らす光景が実にいい。今後はぜひ、この振り付けをマスターしてからライヴに臨みたいものである。

新曲初披露の貴重な機会となった一方で、筋少のライヴには欠かせない定番曲の数々もフロアの熱を存分に高めていた。「日本印度化計画」や「ディオネア・フューチャー」などの必殺チューンが盛り上がらないはずもない。要所要所で意表を突くからこそ、こうした新旧の定番曲も輝きを増す。新譜「LOVE」からの楽曲も、近い将来、こうした名曲と同じ領域に達するのだろうと思わせる演奏だった。ライヴの醍醐味を十二分に心得ている彼らだからこそ可能な魅せ方。筋少の尽きることのない表現欲求を称えたくなった。

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