BAROQUE、ツアーファイナル ハーモニーホール座間公演終幕、「SAINTS OR SINNERS」の開催が決定

そうして「YOU」からは、苦難があっても、生き抜くための各々がもつ大事な宝箱を、彼らはBAROQUE特有のポップなメロディーにのせて開いていくのだ。観客たちがライトを掲げ、ジャンプしていく「PLANETARY LIGHT」、ハンドクラップが響き渡る「DREAMSCAPE」という従来のライブのキラーチューンに、このツアーからはオーディエンスが楽しそうにタオルを回す「STARRY BOY」が加わり、その盛り上がりをさらに最上階へと引き上げていく。

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ミラーボールが放つ光と希望に満ちたメロディで客席を包みこんだあとは鍵盤、リズム隊、ギター、とサウンドが次々と躍動してく「GIRL」へ。怜が観客の宝物になるようにと願いを込めるようにブーケを客席に届け、ラストはアルバムでも最後を飾った「PERFECT WORLD」。怜、圭、サポートメンバーの声、オーディエンスが鳴らすクラップ音、みんなが音楽で一つになるという美しいクロージングで本編は終了した。

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アンコールでは、このホールで学生時代に合唱コンクールをやっていたという圭が先に1人でステージに登場。この日会場に訪れていたその時代の恩師を前に「周りの人と違っていて悩んだ」という10代の頃を回想。

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そうして、いまは「“自分らしさ”はみんな違ってて、一人ひとりに宇宙がある」ことが分かったと伝え、「自分らしさって難しいけど、何をしていたら一番幸せなのかを理解するのが大事だと思う」と話した。
人の一生を描いたアルバム『PUER ET PUELLA』、どんな苦難があってもそれでも生き続けるための道しるべとなる“宝物”とは、まさにそういうものなのかもしれない。そうして、アンコールの最後はこのアルバムの始まりとなる「BIRTH OF VICTORY」、「PUER ET PUELLA」へと着地。白でトータルコーディネイトしたメンバーの姿が見えなくなるほどの強さで、場内に放たれた眩しい光は、まるでこれから現実に戻っていくオーディエンスにエールをおくっているようだった。

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BAROQUEはこの後、1月28日に2人になってからのBAROQUE3部作の締めくくりとなるニューアルバム『SIN DIVISION』をリリースする。ライブのアンコールでは怜の口から、このアルバムを掲げてのツアーが決定していること。さらにそのツアーのタイトルが<SAINTS OR SINNERS>であることが初めてあかされた。人間のなかにうごめく邪悪な部分、罪や悪魔的、変態的な欲望などにフォーカスし、制作した『SIN DIVISION』の楽曲が加わることで、次のツアーでBAROQUEのライブはまた大きく変貌するに違いない。

このツアーのチケットのオフィシャル先行販売はすでにスタートしているので、見逃さないためにも、いまからチェックしておいて欲しい。

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https://eplus.jp/baroque20-hp/(~1/19(日)21:00まで)

なお、2月から4月にかけて行なう東名阪のライブに関してはサポートメンバーとして高松浩史(Ba/THE NOVEMVERS)とKENZOの参加が決定している。

LIVE PHOTO●KYOKA UEMIZO(TAMARUYA)

BAROQUE TOUR
SAINTS OR SINNERS

2/27(木) [大阪府] 梅田Zeela
OPEN 18:30 / START 19:00
info. SOUND CREATOR 06-6357-4400(Weekdays 12:00~17:00)

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