のん、自身のレーベル3周年を記念し無観客ライブを開催

のんはRCサクセションの大ファン。デビュー・カセットにはRCの「I LIKE YOU」のカバーが収められたほど。2018年9月には、憧れの仲井戸麗市(CHABO)と日比谷野外音楽堂での共演が実現!するところだったが、当日関東に台風が直撃し残念ながら中止となった。ひぐちは野音のリハーサル時に仲井戸から『けい!』と下の名前で呼ばれたことを、鼻を膨らませて自慢すると、私は『のんちゃんだった…』と呼び捨てされなかったことに悔しそう。ふたりのやり取りはライブ・チャットでも大爆笑。この流れで曲は「I LIKE YOU」と、矢野顕子が清志郎をイメージして、のんに書き下ろした「わたしはベイベー」の2曲を演奏。CD盤と違った、ふたりのアコースティック・ギターでアレンジされたヴァージョンは素晴らしく、タイム・ラインにもこのヴァージョンでの音源化リクエストが多く寄せられた。

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9曲目の「僕は君の太陽」はのんとひぐちの共作曲で、この時点での最新曲。2月に放送された「KAIWA FES Vol.2」のオープニング映像用に書かれたもの。番組で使われた曲はビートの効いたダンス・エレクトロ・チューンだったが、のんが詞を加えてアレンジも一新。『あれがこれになりました!聴いて下さい』と披露したのは、ひぐちの激しくかき鳴らすアコギをフィーチャーしたスパニッシュ風に大変身。今後、ライブでの演奏に期待が高まる。

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続いてのトークでは、大友良英とSachiko Mとのユニット「のんとも。M」で新アルバムをレコーディングしている事を明かす。ひぐちけいも参加しているというこのアルバム、近々に発表されるリリース情報が楽しみだ。最後は事前にTwitterで募集したリクエストでいちばん多かった「この街は」を歌う。アルバム「ベビーフェイス」に収められ、3月11日にNHK出演した際にはバックに流れた、岩手にエールを贈る思いで書かれた楽曲だ。意外にもライブで演奏するのはこの日が初めて。ひぐちの爪弾くアコースティック・ギターに重ねるように、のんがしっとりと歌い「のん おうちで観るライブ」を締めた。

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