「今日はエマの素敵な曲をいっぱいやってきましたけども……自分的にはやっぱり、この曲が一番好きだなと思います」と本編最後に演奏したのは、エマ作曲による『9999』収録曲「Horizon」だった。「今日はエマの誕生日なんでね、本当はエマに歌ってもらいたいんだけど……」という吉井の振りに、観客が大きな拍手で応える。「じゃあ、1サビだけエマに歌ってもらおう!」とエマ&吉井ボーカルで歌われたバンドの原風景と「今」が、メンバーそれぞれが奏でる音と重なり合い、美しいサウンドスケープとなって会場一面に広がっていた。

アンコールでは『9999』の「天道虫」から「LOVE LOVE SHOW」、そして「悲しきASIAN BOY」へ、とさらに歓喜のレッドゾーンへと観客を導いていくTHE YELLOW MONKEY。「末長く、まだまだ続けますんで。よろしくお願いします! 2016年からの『シーズン2』は、ちょっと真面目にやりすぎたような気がするんで。また帰ってくる時は、もっと好き勝手やらしてもらおうと思ってますんで。楽しみにしといてください!」……そんな言葉とともに、この日最後に響かせたのは「JAM」。吉井/エマ/ヒーセ/アニーの不屈のロックマインドが結実した「JAM」が、「Sing Loud!」企画に寄せられたコーラスと共鳴し合い、珠玉のライブの終わりを目映く彩っていった。
THE YELLOW MONKEY「30th Anniversary LIVE」はいよいよ12月28日・日本武道館公演を残すのみ。同公演は来場チケットがソールドアウト、ライブストリーミングの配信チケットが現在発売中となっている。
また、2021年2月3日には、20年ぶりのライブ・アルバム「Sing Loud」のリリースが決定している。
文:高橋智樹
撮影:横山マサト
[SET LIST]
01.LOVE IS ZOOPHILIA
02.セックスレスデス
03.TVのシンガー
04.創生児
05.クズ社会の赤いバラ
06.Breaking The Hide
07.This Is For You
08.街の灯
09.Neurotic Celebration
10.イエ・イエ・コスメティック・ラヴ
11.空の青と本当の気持ち














