氷川きよしが原点の会場、東京・中野サンプラザでコンサート。8日発売のニュー・アルバム「南風吹けば」の収録曲も披露。2日間で4公演開催

デビュー22年目を迎え、第36弾シングル「南風」(日本コロムビアから3月30日発売)が、オリコン週間シングルランキング(4月12日付)で第2位を記録し、現在、ロングヒット中の歌手・氷川きよしが8日、東京・中野区のサンプラザホールで「氷川きよしスペシャルコンサートツアー 2020-2021~Never give up~」と銘打ったコンサートを開いた。

 今年の同ツアーは、1月21日の埼玉・ウエスタ川越からスタートする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初日の埼玉、東京、岐阜の3カ所4公演が延期。改めて感染症対策を徹底して2月26日の千葉・習志野公演からツアーが再スタートしたが、3度目の緊急事態宣言発令により、滋賀、大阪、岩手の3カ所6公演も延期。

そして今回、延期されていた2月1日と2日の中野サンプラザ公演が、本日8日と翌9日の両日、同所で振替公演として開催されることになったもので、2日間4公演、合わせて約4000人(各回約1000人ずつ)を動員。

 この日もコロナ感染症防止対策のためソーシャルディスタンスを保ち、客席を通常の半分に制限。約1000人の熱烈なファンが詰めかける中、「大丈夫2020」でオープニングの幕を開け、氷川は「この中野サンプラザは、2001年7月に初めての単独コンサートを開いた思い出の場所です。皆さんのお陰でまたこのステージに立たせていただくことができました。今日はこのコンサートでひととき、現実から少し離れていただき、夢の世界、浪漫の世界を楽しんでください」とあいさつ。

 青アマビエ、黒タキシード、白マントの洋装や紋付袴の和装など様々なコスチュームを披露しながらヒットシングルから「星空の秋子」「母」「櫻」、新曲「南風」、この日発売のニュー・アルバム「南風吹けば」に収録の「星空のメモリーズ」「紫のタンゴ」、デビュー曲「箱根八里の半次郎」、大ヒット曲「白雲の城」、初のアニメソング「限界突破×サバイバー」、GReeeeNが書き下ろした「碧し」など、デビュー曲から新曲まで全24曲を熱唱した。

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