葉加瀬太郎 音楽祭東京公演レポート 奥田民生、ゴスペラーズ、さだまさし、EXILE TAKAHIRO、近藤真彦、藤井フミヤら 11組のアーティストが集結

葉加瀬太郎

近藤真彦

EXILE TAKAHIROでヒートアップした会場へ畳み込むように登場したのは近藤真彦。『こんにちわ〜!マッチで〜〜す!!』の第一声に客席も大興奮。葉加瀬太郎音楽祭に近藤真彦とは意外な組み合わせのように思えるが、両者の関係は37年前にまで遡る。葉加瀬のプロになって最初の仕事が近藤真彦の主演舞台でのヴァイオリン演奏だ。学生時代からマッチファンであった葉加瀬は昨年の本音楽祭で共演を実現させた。葉加瀬との共演曲は1989年2月リリースの渋いバラード・ナンバー、「夕焼けの歌」。朗々と歌い上げる近藤の声が明治神宮の杜に響き渡る。曲の後半には葉加瀬のヴァイオリンと近藤のボーカルが絡んだ圧巻のパフォーマンスを披露。ラストはマッチからの『最後行くよ〜!ヤバいの行くよ〜!ヤバいの行くよっ!』の煽りで場内大爆発。これ以上ないほどに盛り上がる。曲はお馴染み「ギンギラギンにさりげなく」。30分の持ち時間で大ヒット曲7曲を惜しげもなくたたき込み、大きな声援に贈られて、マッチはステージを降りた。
セットリスト:01.スニーカーぶる〜す /02.あぁ、グッと /03.ヨイショッ! /04.夕焼けの歌(※)/05.愚か者 /06.Baby Rose /07.ギンギラギンにさりげなく
(※)=葉加瀬太郎・共演曲

Jazztoronik
本来ここは今井美樹が予定されていたが体調不良のため、出演をキャンセル。急遽、登板したのは葉加瀬の愛弟子でもある野崎良太率いるJazztoronik。京都公演(6/4)に続いての参加だ。ステージ中央でピアノを弾く野崎良太に寄り添うように葉加瀬がヴァイオリンをグルーヴィーに奏でる。
セットリスト:01.Butterfly Dance (※) /02.SAMURAI (※) 
(※)=葉加瀬太郎・共演曲

葉加瀬太郎

藤井フミヤ

本日のトリマエは藤井フミヤ。先ずは挨拶代わりに「風の時代」と「TRUE LOVE」の2曲を歌う。フミヤがバックステージで近藤真彦と一緒にいるのを見た奥田民生が『まるでザ・ベストテンみたい!』と大喜びしていたというエピソードを披露。これに続けて『知らない方もいるかもですが、私、今から30年ほど前にチェッカーズというバンドにいまして、そこでボーカルをやってました』と謙遜しながら話すと客席からは『知ってるよ〜』と暖かいリアクション。チェッカーズ曲の多くはイントロがサックスで始まる。『サックスじゃ無いとチェッカーズ味(あじ)が出ないっていうか・・・・』とステージに呼び込んだのは実弟の藤井尚之。登場するや、場内から黄色い歓声が飛び交う。尚之が参加して演奏したのはフミヤ作詞、尚之・作曲の「Blue Moon Stone(1992)」と「星屑のステージ(1984)」。懐かしのチェッカーズ・ナンバーの連打に客席も興奮を隠せない。葉加瀬は5曲目の「Go the distance」に登場。ディズニー映画『ヘラクレス』主題歌の日本語版カバーだ。明治神宮の杜の隅々にまで届くかのように、フミヤが高らかに歌い上げ、随所に葉加瀬のヴァイオリンが絡む感動的なコラボレーションを披露した。
セットリスト:01.風の時代 /02.TRUE LOVE /03.Blue Moon Stone
04.星屑のステージ /05.Go the distance (※) /06.トワイライト
(※)=葉加瀬太郎・共演曲

葉加瀬太郎

葉加瀬太郎

オオトリは本音楽祭のオーガナイザー、葉加瀬太郎。ゆったりとしたテンポのメロディアスなナンバー「Joy of life」で幕を開けた葉加瀬のステージ。演奏が終わると、この日集まってくれた観客や運営スタッフにお礼を伝える。ここで演奏したのは、2010年に放送された朝ドラのテーマソング「ひまわり」。誰もが一度は耳にしたことがあるお馴染みの曲に、客席も徐々に熱くなり始める。続いてはアイルランドのお祭りを彷彿させる楽しい楽曲「Born to smile」。会場が充分に暖まってきたタイミングで『最後の曲です!みんなで盛り上がっていこう〜!』と「情熱大陸」になだれ込む。既に暗くなった会場のあちこちで光る公演グッズのハカセンス・ライトと、グッズのハカセンス(扇子)が入り乱れ、最高潮の盛り上がりを見せ3時間30分超に及んだ葉加瀬太郎音楽祭 東京公演の幕は閉じられた。
下は10代から60代、70代と幅広い客層が集り、ロック、ポップス、R&Bにニュー・ミュージック、歌謡曲と様々なジャンルのアーティストが一堂に会することを実現させたのも、みんなに楽しんでもらいたいという葉加瀬のホスピタリティ精神ゆえ。今年で3回目を迎えた葉加瀬太郎音楽祭、来年以降も継続して開催されそうだ。
セットリスト:01.Joy of life /02.風の向こうに /03.ひまわり /04.Born to smile /
05.情熱大陸

<葉加瀬太郎 音楽祭 2023/公式HP>
hakasetaroongakusai.com

<Rakuten TV ライブ配信概要(京都公演)>
配信日程:Day1:6月17日(土)19:00〜/Day2:6月18日(日)19:00〜/見逃し配信:6月25日(日)23:59まで
視聴チケット代:各4,500円(税込)~
視聴チケット販売期間:6月8日(木)12:00〜6月25日(日)19:00
※配信ライブ映像では一部カットされる楽曲がございます。
https://live.tv.rakuten.co.jp/content/453653/

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