OHL、満員の3rdワンマン公演ではグローバルなパワーでファンを圧倒

 10曲目の「Love Forever」は結成後、初めて発表した楽曲とあって“ピース”達にもおなじみの曲。ラテン風味のビートにソフトに絡む歌が心地良い。
本編はこのあと派手なアクションのダンスが見どころの「GO UP」やメンバーが激しくポジションを変える「Hurtful Distance」で圧倒しつつフィニッシュ。ここまで全曲全力投球のパフォーマンスで個性をアピールした7人だが、それぞれのキャラ立ちがハッキリしているため、初めて見た人でも各メンバーの顔と名前がしっかり頭に焼き付いたに違いない。
リーダーとしてグループを引っ張るJUNYA、印象的な声を持つメインボーカルのKTA、オールマイティなダンスで魅せるNAO, 力強いラップとMCトークとのギャップが魅力のSHURU、華やかでダイナミックなダンスとボーカルが武器のKANNA、小柄ながらキレのあるダンスとボーカルが持ち味のRYUSEI、そしてグループの支柱であり、安定感のあるパフォーマンスでクールな存在感のGEN……。そんな彼らがステージに立った時の化学反応はぜひ見て実感していただきたい。

 アンコールは、メンバーがファンへ感謝の思いを綴った手書きのメッセージ映像から始まった。その後、黒ベースの衣装にチェンジして再びステージに現れたメンバーはライブ当日にデジタルリリースとなった「Change Ma Life」に加え、ダークなRAPをフィーチャーした「Xplosion」や「RED DEMON」など、本編以上にアグレッシヴなパフォーマンスで魅了。また、サプライズで新曲「PEACE ONE」をお披露目するなど、大サービス。
ダブルアンコールの大ラス曲「Dreaming Journey」では、観客に手拍子や手を振らせて楽曲への参加を促し、一体感を演出。最後は温かい空間で締めくくった。ファンに寄り添う姿勢も彼らが支持を集める理由なのだろう。

この先もイベント出演やライブスケジュールが次々に決まっているOHL。日本のみならず、グローバルな評価も得られるであろう楽曲とダンススキルのクオリティーを持ってすれば、今後“ピース”はグローバルに広がっていくに違いない。ぜひライブを体験して、彼らの魅力に触れていただきたいと思う。 

レポート:海江敦士

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