前半では、昨年末にリリースされたアルバム『LINK』からの楽曲を中心に1969年発表・浅川マキの「かもめ」のカバーなどを披露。じわじわとグルーヴを構築しながら、会場の空気を温めていく。
中盤のMCでは、「ここからは初公開曲をやっていきます」と高らかに宣言。その言葉通り、後半は『Dazz On』収録予定の新曲が立て続けに披露された。中でも7月に先行配信リリースした「Unbound」では、即興性と構築美がせめぎ合う緊張感のある演奏に、観客も息を呑む。
H ZETTRIO代表曲のリメイク版「Mood in the Dancing」では、原曲の遊び心と緻密な構成はそのままに、ユッコ・ミラーが放つ鮮烈なサックスが新たなグルーヴを呼び込み、H ZETTRIOとのアンサンブルが高次元で融合した。音と音の“せめぎ合い”が極限まで達し、ユニゾンで炸裂する様は、まさに「進化」の瞬間だった。
さらに「Chili Chili」や「Strong Point」では、ユッコ・ミラーのサックスがステージを縦横無尽に駆け巡り、観客を魅了した。



















