吉井和哉の「横綱曲」と東北への想いが熱く咲き誇った、約4年ぶりソロツアー・仙台ファイナル公演ライブレポート

「『The Apples』のプロモーションの時に(宮城の)七ヶ浜に行ったら、静岡の虚空蔵山っていう小山に似たような感じで、『故郷に似てる海があるなあ』って思ったことがあって。その後1ヶ月も経たないうちに震災が起きて、七ヶ浜も変わり果ててしまったから……」。ドキュメンタリー映画『みらいのうた』のエピソードも交えつつ、ここ宮城の地への思い入れを丹念に語った吉井は、「一緒に歌ってくださいね、歌詞は適当でいいから」と呼びかけ、ツアーの最後を「みらいのうた」で締め括った。《何度も何度でも立ち上がってみせるよ》……今年60歳の節目を迎える吉井和哉の、さらなる「その先」を見据えて歩み続ける覚悟が、その歌と佇まいからは確かに伝わってきた。

文:高橋智樹
撮影:横山マサト

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