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BEGIN、記念すべきデビュー日に行ったライブでファンへ30周年の感謝を伝える

BEGINがビュー日である3月21日にbillboard Live Yokohamaで、支えてくれたファンへ感謝を伝える「BEGIN 30周年ありがとうコンサート」を開催した。

31周年を迎えたメンバーがステージに登場し、会場からの気持ちのこもった大きな拍手で迎えられる。
そして「皆さんこんばんは、BEGINです!」という比嘉の挨拶があり島袋の「30周年ありがとうございます!」の発声後、ライブはスタートした。

1曲目は「爬竜舟」。高らかに指笛が鳴り響き、会場は一瞬にして沖縄の空気に包まれる。漕ぎ競い合うことで航海の安全や豊漁を祈願するハーリーで使用される船が爬竜舟で、今まさにその船が勢いよく出発した。

2曲目の『三線の花』演奏後、比嘉 が「今日はWOWOWの生中継も入っています!最後まで自由に楽しんで下さい!」と話し『海の声』と続く。

そして「今はまだ思うように外出もできないので、旅をしているようなイメージの選曲にしていきます。皆さん一緒に旅に出ましょう!」と、これからの演奏曲について語った。

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「〜旅に出るんだ」というサビの歌詞がぴったりとハマる『流星の12 弦ギター』から始まり、「続きましてハワイに行きましょう」と、沖縄とハワイのの歴史的な繋がりを語り演奏されたのが『ウルマメロディー』。
「今度は石垣島に行きます!サーターアンダギーの歌をお届けします!」と『砂糖てんぷら』。続けて「次はブラジルに移動します!」「ブラジルまで来ましたが、休まずメキシとテキサスの国境あたりに行きます!」と、『Churrasco』『マリーナ』を立て続けに演奏し世界の旅を続ける。正にBEGINのテーマでもある”音楽旅団”の真骨頂だ。

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「今日はみんなで会費を出し合って会場を借りている同窓会みたいなものです。皆様に支えられての30周年。去年は言えず、持ち越してしまって31周年になりました。何周年とか関係なく、これからも末永くお願いします。」と会場に集ったファンに感謝の想いを語った比嘉。

「ここからはBEGINがどうやって島唄に辿り着いたのかを検証していきます、そのヒントになったのがシングルのカップリングなんです」と以降の演奏曲のテーマを話をした。自分達を見つめ直して、島唄、ブルースって何だろうと改めて考えていた時期に、メンフィスで本物のブルースに触れた時、やっぱり自分達は故郷の唄を唄うべきではないだろうか、と思った。」と語り、そんな想いが「父の島唄」という歌詞に表れたという2000年リリースのシングル『空に星があるように』のカップリング曲『心のインク』を演奏。
そして島唄とブルースの融合ができないかと考えていた時にリリースしたシングル『風よ』、また『灯り』のカップリングであり、沖縄の方言をタイトルにした『ウムトーサ』、『ボトル二本とチョコレート』のカップリングに収録された、沖縄版「みんなのうた」とも言える番組「あたらしい沖縄のうた」として作られた『悲しきマングース』『平助オジー』と続けて披露し、このような楽曲達があって後に生まれたという、『島人ぬ宝』を演奏するという、BEGINが島唄を唄うに至る過程を紐解く貴重なセットリストとなった。

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