アウスゲイルは来たるニュー・アルバムより新曲“Borderland”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
新曲“Borderland”は10月28日にリリースされる通算4作目のアルバム『タイム・オン・マイ・ハンズ』に収録される。
“Borderland”のミュージック・ビデオはこちらから。
新曲“Borderland”についてアウスゲイルは次のように語っている。「この曲は自然発生的に生まれた。スタジオで古いメモリー・ムーグで遊んでいて、シンセとドラムマシンのループを作り、その上に即興でメロディをつけた。曲の基本レイアウトができたところで、父に歌詞を書いてもらった。父はアイスランド語で『á Milli svefns og vöku』という、覚醒と眠りの間という意味の歌詞をすぐに送ってくた。この歌詞は、起きている時と眠っている時の間にいる男が、恋人に会うために楽園に向かう夢を見ているという内容だ。こうした幻覚状態の中で、彼は彼女の話し声や歌声を聞くことができるが、いつも彼女にたどり着く前に目を覚ましてしまう。この状態はしばし、創造性の高まりと結びついている」
2020年発表の『ベリー・ザ・ムーン』に続く新作はプレス・リリースによれば「自省と実験の状態でここ数年間は自宅で多くの時間を過ごして、作曲、レコーディング、翻訳、プロデュースにスタジオで没頭していた」と説明されている。
アウスゲイルは新作について次のように語っている。「ヒョーリット・スタジオで働いているシンセサイザーの修理工がいるんだけど、ヴィンテージのシンセサイザーがいろいろあってね。古いメモリーモーグを買って、アルバムのレコーディングではたくさんの曲で使ったんだ」
「“Vibrating Walls”はコルグのPS-3100で書いた。コルグ・デルタは最も好きなシンセサイザーの一つで、いくつかの曲で使っている。“Golden Hour”では自分の声をベースのように使っている。モーゼス・サムニーの“Rank And File”を聴いて、アイディアを思いついたんだ」