ザ・ジャパニーズ・ハウスは4年ぶりの新作となるセカンド・アルバム『イン・ジ・エンド・イット・オールウェイズ・ダズ』を6月30日にリリースすることを発表している。
新作はザ・ジャパニーズ・ハウスことアンバー・べインが共同プロデューサーを務めつつ、ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンやザ・1975のマシュー・ヒーリーとジョージ・ダニエル、クロエ・クレイマー (リナ・サワヤマ、レックス・オレンジ・カウンティ)、チャーリーXCX、ケイティ・ギャヴィン(MUNA)、フィル・クック(メガフォーン)、ダン・キャリーなど多彩なメンバーが参加している。
アルバムからは新曲“Sad to Breathe”のスタジオ・ライヴ映像が公開されている。監督は映像作家のシェイラ・ヨハンソンが務めている。
新曲“Sad to Breathe”についてアンバー・べインは次のように語っている。「“Sad to Breathe”は昔書いた曲で、レコードの中で最も古い曲のひとつです。当時のバージョンはとても違っていて、電子音だけだったのが、今ではほとんど生楽器やアコースティック楽器で構成されています。この曲は、誰かが自分のもとを去った時の絶望的な気持ちと、そんなことがあり得るのかという不信感について歌っています。その時はとてもリアルに感じられるのに、不思議と自分の人生が台無しになったことを好意的に振り返ることができる。そんな狂気のドラマチックな思考があるのが面白い。すべて循環して元に戻ってくるんです」
新作はアンバー・べインがイギリスのケント州マーゲイトに引っ越した時や、三人婚の関係、それらの関係が徐々に解消していく様子などの出来事に触発されているという。「その2人は6年間一緒にいて、私と出会って、みんな同時に恋に落ちました。とんでもなく刺激的な恋愛のスタートでした。そして、突然、家庭的なものに入り、他のことが起こっているわけでもなく、監禁されているような状態でした」
本作ではプロデューサー兼エンジニアのクロエ・クレイマーと一緒に仕事をしており、この経験によって「人生が変わった」とアンバー・べインは語っている。「今までは女性やクィアと一緒に仕事をしたことがなかった。自分の立場や共有する経験を完全に理解してくれる人がいるのは嬉しいことです。また、私はどの曲でも”彼女”と歌っているので……それを理解してくれる人がいることは重要なことだった」