ex.ニューロティカのギタリストJACKiexxxが旗を振り、ツインギターのパートナーにはex.FANATIC◇CRISISのkazuya、ヴォーカリストはex.Lonesome Dove WoodrowsのTARSHI、ドラマーにex.THE BLUE HEARTSの梶原徹也、ベーシストにはex.THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのウエノコウジと、まさにレジェンドたちが集結した新たなスーパーバンド、EX-FIVE。
2023年2月に始動し、1stライブとなる主催イベント「<A>フェスティバル!!」を新宿LOFTにて開催したのが同年7月のこと。JACKie xxxが長年の沈黙を破り、新バンドを結成したこと自体が驚きを伴う実に喜ばしい出来事であり、加えてこの奇跡的な組み合わせの豪華布陣を揃えたのだから、シーンがざわついたのは言うまでもない。事実、その注目度の高さから、ファンのみならず多くの業界関係者も足を運んでいたのだ。
そんなEX-FIVEが、遂に初音源となる全10曲収録の1stアルバム『THE FIRST AND LAST…』を完成させ、その発売記念ライブを10月23日、下北沢SHELTERにて開催した。正確には本作は11月13日にリリースを迎えるが、このワンマンライブ終演後の会場で先行販売されることがアナウンスされており、最速フラゲが可能となった。つまり本公演時点で来場者は音源未入手の状態だったわけだが、そんなことはお構いなしと言わんばかりの熱いパフォーマンスが繰り広げられることに。

「滅多にライブができないんですが、やる時は全身全霊でいくので」とJACKie xxxが述べたように、初のワンマン公演であるとともに、1stライブ以来実に1年3ヵ月ぶりのステージとなった当夜。5人のアイコンタクトから作品同様に「Trust me baby」で幕を開け、収録順通りに並んだ『THE FIRST AND LAST…』の楽曲たちの間にカバー曲を挟み込むという秀逸なメニューで、全15曲が披露された。

全てのナンバーにおいてエモーショナルな歌を届けたTARSHIは、まさに「魂のヴォーカリスト」(JACKie xxx談)と呼ぶにふさわしく、「Destination」の間奏で魅せたジャムセッションさながらのギタープレイといい、「Twinkle minor bless」での耳に残るハモリのギターフレーズいい、JACKie xxxとkazuyaのコンビネーションは抜群。無論、ウエノと梶原によるリズムセクションは鉄壁で、「楽しい、楽しい、楽しいしかないバンド」との言葉通り、終始笑顔で確実なビートを叩き出す梶原の姿が見られれば、熱いロックンロールだけでなく、胸を打つバラードナンバー「I find you」において、ウエノが奏でるベースラインとTARSHIの歌声が実にドラマティックなアンサンブルを響かせたのも印象深い。

また、シーンを彩ってきた名曲たちのカバーをこのメンバーで聴くことができるとは、何とも贅沢な機会。中でもJACKie xxxが「パンクの入口を教えてもらった曲」だという「Problems」(Sex Pistols)が披露されたことは、何とも感慨深く貴重な場面だったと言えよう。

ハッピーな空間が広がったパンクチューン「OK!4649!」、ブルージーなリフと〈悲しみにバイバイ〉というリリックが印象的な「Whose song (is it?) 」をもって本編を終えると、アンコールの声に応えてラストには「I feel alright(オマエガホシイ)」(SHEENA &THE ROKKETS)でフロアと一体となり、この記念すべき夜は幕となったのだった。
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