oasis、再結成公演のチケット販売についてイギリスの競争・市場庁が法律違反があった可能性を指摘

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オアシスの再結成公演のチケット販売についてイギリスの競争・市場庁はチケットマスターが「法律に違反」して「客を誤解させた」可能性を指摘している。

イギリス政府は今年1月に「消費者を保護し、ライヴ・イベントへのアクセスを改善して、英国の世界有数のライヴ・イベント部門の成長を支援する」ためにチケットの再販市場についての協議を開始している。

この協議は昨年の夏にオアシスの再結成公演のチケットが発売された際に、その需要を受けて事前の注意喚起なしにチケット代が急騰し、多くの消費者が不満を寄せることとなった事態を受けてのものとなっている。イギリスの競争・市場庁とヨーロッパ委員会の両方がこの問題については調査を行っている。

さらにオアシスとチケットマスターは昨年10月に転売サイトで転売された50000枚以上のチケットが無効になることを発表しており、今年2月にその処置が実施されている。

今回、イギリスの競争・市場庁はチケットマスターに対する調査の最新報告を公開しており、二つの重要な点で「消費者保護法に違反している」可能性を指摘している。

第一点はチケットマスターが「プラチナム」というチケットを販売していたことで、このチケットは「通常チケットの2.5倍近い価格で販売しながら、追加特典がなく、スタジアムの同じエリアに位置することがあることが十分に説明されていなかった」と競争・市場庁は指摘している。そのためプラチナム・チケットは通常のチケットよりも優れているという誤解を消費者に与える危険性があったという。

第二点はチケットマスターがスタンディング・チケットに二つの価格帯のチケットがあることを消費者に伝えていなかった点で、低価格のチケットが売り切れた後に高価格帯のチケットは販売されており、消費者は高い料金を支払わなければならないことを理解せずに長時間待つことになったと競争・市場庁は指摘している。

一方、オアシスのチケット販売では需要に応じてリアルタイムでチケット価格が変動する、いわゆる「ダイナミック・プライシング」が与えた影響についても広く報じられていたが、競争・市場庁は「それを示す証拠は見つからなかった」と述べている。代わりにチケットマスターは低価格帯のチケットを販売した後に高価格帯のチケットを販売していたという。

「競争・市場庁は消費者がスタンディング・チケットに関する情報が明解に、適切なタイミングで伝えられていなかったのではないかと懸念しています」と競争・市場庁は述べている。「特に多くの消費者はどのチケットが購入できるのかを知るために長い待ち時間に耐えることになりました」

チケットマスターは競争・市場庁の調査について『NME』にコメントを寄せて、次のように述べている。「チケットマスターではシンプルで透明性の高い消費者にやさしい体験を通して、最高のチケット・プラットフォームを提供しようと努力しています。この業界をファンにとってよりよいものにするという意味で競争・市場庁の指摘を受け止めたいと思います」

チケットマスターは「アルゴリズムや差額に応じて価格を上げるといったダイナミック・プライシングは使っておらず、競争・市場庁がそれを調査から除外したと思われることを喜んでいます」とも述べている。

競争・市場庁はチケットマスターがチケットの販売プロセスにいくつかの変更を加えたことにも言及しているが、その変更が彼らの懸念に「対処するのに十分」であるとは考えていないと述べている。

消費者保護担当部門のヘイリー・フレッチャーは次のように述べている。「オアシスのファンは必要な情報を与えられず、実際よりも良いチケットだと誤解して購入させられたりしたのではないかと懸念しています。今後、ファンがチケットを購入する際に十分な情報を得た上で決断できるよう、チケットマスターがこれらの懸念に対処するために我々と協力することを願っています」

競争・市場庁には4月6日から新たな権限が与えられることとなっており、消費者法違反があった場合、法廷に持ち込むことなくその是非を判断できるようになる。2024年に改正された法律では消費者法違反があった場合、売上高の最大10%の罰金を科すこともできるようになっている。

ダイナミック・プライシングに寄せられた不満についてオアシスは当時次のように述べている。「はっきりさせておきたいのは、チケット販売と価格設定に関する決定を完全にプロモーターとマネージメントに委ねており、ダイナミック・プライシングが採用されることをまったく認識してなかったということです」

「プロモーター、チケットマスター、バンドのマネジメントの間で事前に行われたミーティングでは、一般チケットの価格を維持して、転売を減らすためにダイナミック・チケッティングを含め、ファンにとって公平な体験となるようなチケット販売戦略が打ち出されましたが、計画の実行は期待に応えるものではありませんでした。関係者一同、可能な限り最高のファン体験をお届けするために最大限の努力をしましたが、前例のない需要のため、これを達成することはできませんでした」

オアシスについてはバンドに近い情報筋が先日『NME』に対してバンドメンバーのラインナップを明かしている。それによれば、アンディ・ベル(ベース)、ゲム・アーチャー(ギター)、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ(ギター)、ジョーイ・ワロンカー(ドラマー)が再結成公演には参加することになるという。

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