Def LeppardのJoe Elliott、Brian Johnsonにヒット曲を演奏する責任を語る

Def Leppard

デフ・レパードのフロントマンであるジョー・エリオットはAC/DCのブライアン・ジョンソンとの対談で、アーティストとして自身のヒット曲をライヴで披露することの責任について語っている。

ジョー・エリオットは現地時間10月6日に放送されるブライアン・ジョンソンが司会を務める米ケーブル・テレビ局「AXS TV」の番組「ブライアン・ジョンソンズ・ア・ライフ・オン・ザ・ロード」に出演して、『炎のターゲット』や『ヒステリア』を引っ提げたデフ・レパードのツアーについてや、キャリアの中で経験してきた苦労などについて語っている。

今回、放送に先駆けて番組の一部が公開されており、ジョー・エリオットはその中で、ライヴで自身のヒット曲を演奏する意義について語っている。

「ステージの上でヒット曲を演奏することに関してはなんら問題ないよ」とジョー・エリオットは語っている。「ザ・ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーを観に行った時に、俺としては(ポール・マッカートニーの)『フラワーズ・イン・ザ・ダート』の曲を聴いたっていいし、(ザ・ビートルズの)“Eleanor Rigby”を聴きたいと思うからね」

「あなたが『バック・イン・ブラック』の曲を1曲もやらないようなものだよ。そうなったら暴動が起きるだろうね。俺たちが『ヒステリア』の曲をやらなかったとしても、1%の批評家たちは満足させられるんだろうけどさ。俺がいつも言っていることがあって、間違いなく死ぬまでにまだ100万回くらいは言うことになるだろうけど、ヒット曲を書いた責任が負えないなら、書くなっていうことなんだよ」

「ビッグ・バンドのショウというのは、教育センターではないわけでさ。礼拝所っていうと大袈裟に聞こえてしまうかもしれないけど、人々は自分たちの知っていることを祝福しに来ているわけでね。AC/DCやデフ・レパード、U2、デュラン・デュラン、アイアン・メイデンを観に行くというのは、その人たちが誰であるかに関係なく、MTVで観てきたものだったり、子供時代に聴いていた音楽を聴きに行くということなんだよ」

「ブライアン・ジョンソンズ・ア・ライフ・オン・ザ・ロード」は毎週土曜日に「AXS TV」で放送されている番組で、ブライアン・ジョンソンがゲストのミュージシャンと共に、ツアーを中心にゲストのこれまでのキャリアを対談形式で振り返るというものになっている。現地時間10月13日に放送されるエピソードには、メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒが出演することが決定しており、彼らの伝説的な「ホエアエヴァー・ウィ・メイ・ローム」ツアーについての逸話などが語られる予定となっている。

ジョー・エリオットはソロ・プロジェクトのダウン・アンド・アウツの3作目となるスタジオ・アルバム『ディス・イズ・ハウ・ウィ・ロール』が10月11日に世界同時発売されることが決定している。

一方、AC/DCはニュー・アルバムを制作しているのではないかと噂されている。AC/DCの現時点での最後のアルバムは2014年にリリースした『ロック・オア・バスト』となっている。

AC/DCのエンジニアを長年務めているマイク・フレイザーは今年4月、バンドがスタジオで「何かに取り組んでいる」ことを認めている。

また、ラジオDJのエディ・トランクは同月、次のアルバムのツアーでブライアン・ジョンソンがバンドに「間違いなく」復帰する予定だとも語っている。

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