アイアン・メイデンやスコーピオンズ、デフ・レパード、アングラは新たに発見された新種の4種のクモに彼らにちなんだ名前が付けられている。
新種のクモはサンパウロの生物学研究施設であるブタンタン研究所で研究員を務めるブラジル人生物学者のクリスティーナ・ランスによって発見されている。
クモの分類学を専門とし、野外で収集されたクモや、研究施設や博物館でクモの分類を担当しているクリスティーナ・ランスはヘヴィ・メタルのファンでもあるとのことで、彼女は「パブリック・ラジオ・インターナショナル」に次のように語っている。「私はヘヴィ・メタルが好きでいつも聴いています」
クモの命名には国際的な規約が定められている一方で、名前の一部は発見者が自由に名付けられることになっている。
クリスティーナ・ランスが発見したのはメキシコ南部からアルゼンチンにかけての新熱帯区に生息するアシダカグモ科に属するクモだとのことで、彼女はそれぞれ、アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンにちなんで「エクストローディナリアス・ブルースイッキンソニ」、スコーピオンズのクラウス・マイネにちなんで「エクストローディナリアス・クラウスマイネイ」、デフ・レパードのリック・アレンにちなんで「エクストローディナリアス・リックアレニ」、アングラのアンドレ・マトスにちなんで「エクストローディナリアス・アンドレ・マトシ」と命名している。
「リック・アレンは模範のような存在で、彼に敬意を表したいとこれまでずっと思っていたのです」とクリスティーナ・ランスは述べている。「ドラマーとして片腕を失ってもなお、彼は自身のキャリアを続け、片腕だけで演奏する方法を学んでいます。つまり、彼は驚異的(エクストローディナリアス)な人物の1人なのです」
リック・アレンはこのニュースに次のように反応を示している。「光栄だよ! ありがとう、クリスティーナ・ランス! 最高にロックだ!」
発見された4種のクモはそれぞれ1センチから2センチ大の夜行性で、人体に影響のある毒は保有していない。
一方、アイアン・メイデンのギタリストであるヤニック・ガーズは先日、ギターを振り回す演出で思わず手を離してしまい、客席側にギターが飛んでいってしまった映像がオンラインにアップされている。
現地時間9月25日にサン・アントニオで行われた公演でヤニック・ガーズはトレードマークとなっているギターを振り回す演出で、思わずギターを手放すこととなっている。