リアム・ギャラガーはブリットポップ期に対立していたブラーとの確執を振り返り、彼らと大きな問題を抱えていたのは自身ではなくノエル・ギャラガーだったと語っている。
オアシスとブラーはブリットポップの全盛期に激しいライバル関係にあったことで知られている。一方、現在ではノエル・ギャラガーがデーモン・アルバーンによるゴリラズの2017年発表のアルバム『ヒューマンズ』に参加するなど、その関係性は改善されている。
今回、リアム・ギャラガーは『GQ』誌によるインタヴューに応じて、インタヴューが敢行されたホテルのロビーでブラーの“Girls & Boys”が流れていたことを指摘されると次のように応じている。
「勘弁してくれよ」とリアム・ギャラガーは語っている。「あの曲は好きじゃないんだ。聴きたくないね。“Beetlebum”なら構わないんだけどさ。あれはマトモな曲だよな。他の曲はどうかって? 俺は好きじゃないね」
「アイツらの新作(2013年発表の『ザ・マジック・ウィップ』)に1曲、“Lonely〜”なんとかっていう曲があった気がするんだけどさ」とリアム・ギャラガーは続けて語り、インタヴュアーから“Lonesome Street”のことかと指摘されると次のように応じている。「そうそう、あれはよかったよな。他はダメだけどさ」
続けて、リアム・ギャラガーはデーモン・アルバーンが今も活動を続けていることについてはどう思うかという質問に次のように答えている。「ゴリラズにはあまり関心がないんだけど、ブラーの再結成が実現した時は嬉しかったよ。歳を取るにつれて、『アイツらのことを覚えているか? ちょっとした喧嘩をやったよな』っていうことを思うようになるわけでね」
「ボクシングのようなものだよ。そうだろ? 存命の2人のボクサーという感じだよ。俺自身は、アイツらとそこまで大きな問題は抱えていなかったんだけどさ。(問題を抱えていたのは)ノエルなんだ。アイツらは高飛車だったからね。ベーシスト(アレックス・ジェームス)の野郎なんか、ステージで赤ワインを飲んでいたんだからさ。失せろって感じだよ!」
また、ノエル・ギャラガーが現在はデーモン・アルバーンと友人関係にあることについては次のように語っている。「ほら、写真のためならノエルは何だってやるからさ。そうだろ? インターネットで話題になりたいんだよ」とリアム・ギャラガーは語っている。
一方、ノエル・ギャラガーは先日、次に取り掛かるニュー・アルバムにデーモン・アルバーンが参加する可能性について語っている。
ノエル・ギャラガーはイタリアのラジオ局「ラジオ101」の番組に出演して、次に取り組むアルバムにデーモン・アルバーンが参加するという噂は本当かという質問に答えている。
「彼は俺の前作にも参加する寸前だったからね。何かできたら嬉しいよ」とノエル・ギャラガーは応じている。
「俺はゴリラズと演奏したこともあるし、アイツらの公演にも何度か出演したことがあるからね。俺たちは友人同士という感じなんだ。素晴らしいことだよね」とノエル・ギャラガーは続けている。