ガンズ・アンド・ローゼズは現地時間10月23日にオクラホマ州のチェサピーク・エナジー・アリーナで行った公演で1993年以来初めて“Dead Horse”を演奏している。
“Dead Horse”はガンズ・アンド・ローゼズの1991年のアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンI 』の最後から2曲目に収録されている楽曲となっている。
「セットリストFM」によれば、“Dead Horse”が最後に演奏されたのは1993年7月17日に行われたブエノスアイレス公演だったとのことで、『ユーズ・ユア・イリュージョン』の2部作を引っ提げたツアーの最終日だったこの日の公演は、ガンズ・アンド・ローゼズが2016年4月にクラシックなラインナップで再結成を果たす前では、アクセル・ローズとスラッシュ、ダフ・マッケイガンが最後に同じステージに立った公演だった。
観客が撮影した“Dead Horse”のパフォーマンス映像はこちらから。
ガンズ・アンド・ローゼズは先月の9月21日から「ノット・イン・ディス・ライフタイム」の北米ツアーをスタートさせている。今回のツアーではオースティン・シティー・リミッツやラウダー・ザン・ライフ、イグジット111、ヴードゥー・エクスペリエンスといったフェスティバルへの出演も果たしている。
現行のツアーでレアな楽曲が披露されたのは今回が初めてではなく、現地時間10月7日にカンザス州ウィチタで行われた公演では“Locomotive (Complicity)”が1992年以来、27年ぶりに披露されている。
先日、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはバンドとしてフル・アルバムをリリースする可能性に言及している。
スラッシュは衛星ラジオ局「シリウスXM」の「トランク・ネイション」に出演して、ガンズ・アンド・ローゼズとしての今後の予定について語っている。
「最終的には、みんなフル・アルバムを出したいと思っていると思う。その部分はあまり変わっていないと思うんだ。ただ、そもそも何かをリリースする時の手法が昔とは異なるようなものになっているような気がしていてね……ようするに、シングルというものは昔からあったけど、(アルバムに)先駆けてリリースされるような曲に対する見方が変わってしまったと思うんだ。あらゆることを考えると、今は(開拓時代の)西部のような状況なんだと思う。何事に対しても、方程式というものが存在しないんだ」
「これなら機能するという特定のルーティンはないんじゃないかな。要は、アルバムをリリースするための方法なんて数多とあるわけでね。いずれにせよ、俺たちも最終的にはフル・アルバムをリリースすることになると思うよ」