レディー・ガガは自傷行為をしていた過去を明かして、これまで公にしてこなかったのはこのことを「美化」したくなかったからだと語っている。
これまでにも自身のメンタル・ヘルスの問題を公に語ってきたレディー・ガガは今回、精神的なトラウマに対処するために自傷行為をしていた過去を明らかにしている。
レディー・ガガは米『エル』誌でオプラ・ウィンフリーによるインタヴューに応じて次のように語っている。「私は長い間、自傷行為をしていたの。私が自傷行為を止めることができた唯一の理由は、それが助けを求めるためでなく、自分が傷ついていることを周囲の人たちに知ってもらいたいがためにやっていたということに気がついたからよ」
「『ねえ、私は自分を傷つけたい衝動に駆られているの』って誰かに伝えた時に、その気持ちが鎮まるということに気がついたの。隣に座っていた人が『見せてくれなくていいよ。あなたの今の気持ちを聞かせて』っていうことを言ってくれたおかげで、私は自分の話をできるようになったのよ」
レディー・ガガは自傷行為を止められたことを「嬉しく思っている」とした上で、これまでそうした経験を「ほとんど」明かしてこなかったのは若いファンが自身の行為を真似しないようにするためだとして次のように語っている。「このことは美化したくないわ」
若い頃に遭ったレイプ被害に起因する慢性的な痛みや、PTSDの症状に苦しんでいることも明かしたレディー・ガガは続けて、「トラウマの症状や自傷行為、自殺願望」に苦しんでいる人々に対して「氷」で冷やすのが効くと助言を送っている。「ボールに張った氷水で手を冷やせば神経系が刺激されて、現実に引き戻してくれるわ」と彼女は語っている。
「私は前に進み続けたわ。苦しんでいる子供たちや大人たちにも、前に進むことができるし、乗り越えてアカデミー賞だって取ることができるということを知ってほしいと思ってる」とレディー・ガガは主演映画『アリー/スター誕生』の主題歌である“Shallow”で今年のアカデミー賞歌曲賞を受賞したことに言及しながら語っている。
「準備ができたら、助けを求めほしい。苦しんでいる人を見つけた時には、彼らに寄り添って、こう伝えてあげてほしい。『ねえ、あなたのことは見えているわ。苦しんでいるのは分かってる。私はここにいるわ。あなたの話を聞かせて』って」
先日、レディー・ガガはツイッターで次のアルバム・タイトルを『アデル』にするかもしれないと発言している。
レディー・ガガは「次のアルバムを『アデル』と呼んでいるの」とツイートしており、一部のファンはレディー・ガガが冗談を言っているだけだと捉えているのに対し、別のファンはアデルというタイトルを本気でつけようとしているのではないかと考えている。