グリーン・デイはVR対応の音楽ゲーム「ビート・セイバー」とコラボレーションした拡張パックを発売することが発表されている。
「ビート・セイバー」はプレイヤーがVRのゴーグルをかけ、画面上に現れるライトセーバーをコントローラーで操作しながら音楽のビートや音符に合わせて流れてくるカラフルな障害物を斬っていくというゲームになっている。
今回発売されたのは「グリーン・デイ・ミュージック・パック」と名付けられた拡張パックで、“American Idiot”や“Boulevard Of Broken Dreams”、“Holiday”、“Minority”、“Father Of All…”、最新シングルの“Fire, Ready, Aim”の6曲が収録されているこのパックの値段は8ドル99セント(約980円)となっている。
フロントマンのビリー・ジョー・アームストロングは声明で次のように述べている。「VRはロックンロールさ。恐れることなく世の中の現状に挑戦し、決して諦めない姿勢を持っているんだ。同時に世界中にいるファンにとって、僕らの音楽を体験する最も魅力的でユニークな方法でもある。さあ、ストラップを締めて!」
グリーン・デイと「ビート・セイバー」のコラボレーションの発表は先日、ザ・ゲーム・アウォードの創始者であるジェフ・ケイリーがバンドについて、今年のザ・ゲーム・アウォードの授賞式で「テレビ・ゲームについての最高の発表をする予定」だと示唆していたことに続くものとなっている。グリーン・デイは現地時間12月12日にロサンゼルスで開催された授賞式でパフォーマンスを行っている。
また、今年10月にはイマジン・ドラゴンズからも「ビート・セイバー」の拡張パックが発売されている。
グリーン・デイは2010年にもゲーム業界に進出して、同年にゲーム・ソフト「グリーン・デイ:ロックバンド」が発売されている。「グリーン・デイ:ロックバンド」は『アメリカン・イディオット』と『ドゥーキー』の全収録曲を含むグリーン・デイの一部の楽曲をコントローラーなどを使って演奏するというゲームになっている。
先日、グリーン・デイはカヴァー・バンドのザ・カヴァーアップスとしてカリフォルニア州にあるクラブでヒット曲に満ちたセットをサプライズで披露している。
グリーン・デイは通算13作目となるニュー・アルバム『ファザー・オブ・オール…』を2020年2月7日にリリースすることが決定しているほか、同年にはUKを含むヨーロッパと北米でフォール・アウト・ボーイ、ウィーザーと共に大規模なジョイント・ツアー「ヘラ・メガ・ツアー」を行うことも発表されている。