デヴィッド・ボウイはパーロフォンより2020年に2つの新たなリリースがあることが発表されている。
一つはストリーミング限定のEP『イズ・イット・エニー・ワンダー』で、こちらには6曲のレア音源や未発表音源が収録される。もう一つは『チェンジズナウボウイ』で、こちらは今年のレコード・ストア・デイにリリースされるという。
どちらのリリースも1曲目には“The Man Who Sold The World”のアコースティック・バージョンが収録され、この音源は本日公開されている。これは本日1月8日のデヴィッド・ボウイの誕生日を記念して公開されたもので、デヴィッド・ボウイは本日で73回目の誕生を迎えている。今年2020年は“The Man Who Sold The World”の作曲やレコーディングから50周年ともなっている。
“The Man Who Sold The World (ChangesNowBowie Version)”の音源はこちらから。
EP『イズ・イット・エニー・ワンダー』に収録される残りの楽曲は1月17日より毎週公開されていくという。
『チェンジズナウボウイ』は、デヴィッド・ボウイの50歳の誕生日を記念して行われたマディソン・スクウェア・ガーデン公演のリハーサルで1996年にレコーディングされたほぼアコースティックの9曲のセッションが収録された作品となっている。BBCはデヴィッド・ボウイが50歳を迎えた1997年1月8日にこのセッションを放送していた。
この番組で放送されたセッション音源は1996年11月、ニューヨークにあるルッキング・グラス・スタジオでレコーディングとミックスを行っていたもので、デヴィッド・ボウイの他にゲイル・アン・ドロシー(b/vo)、リーヴス・ガブレルス(g)、マーク・プラティ(key)がセッションに参加している。セッション音源は、デヴィッド・ボウイ本人とリーヴス・ガブレルス、マーク・プラティの共同プロデュースとなっている。
『チェンジズナウボウイ』はLPとCDにて限定で、2020年4月18日のレコード・ストア・デイにリリースされる。正式なトラックリストは発表されていないものの、『チェンジズナウボウイ』は以下のトラックリストで広くブートレッグとして流通されている。
1. ‘The Man Who Sold The World’
2. ‘The Supermen’
3. ‘Andy Warhol’
4. ‘Repetition’
5. ‘Lady Stardust’
6. ‘White Light/White Heat’
7. ‘Shopping For Girls’
8. ‘Quicksand’
9. ‘Aladdin Sane’
BBCの番組ではその時のセッション音源(全9曲)を中心に、メアリー・アン・ホッブズとのインタビューや、スコット・ウォーカーやデーモン・アルバーン、ボノやロバート・スミスなど、様々なアーティストからのバースデイ・メッセージやボウイへの質問などが放送されていた。