Katy Perry、“Dark Horse”の著作権をめぐる裁判で音楽学者の一団が彼女を擁護

Katy Perry

ケイティ・ペリーは“Dark Horse”の著作権をめぐる裁判で音楽学者の一団が彼女を擁護している。

ケイティ・ペリーは昨年、2013年発表の『プリズム』に収録の“Dark Horse”がフレイムによるクリスチャン・ラップ・ソング“Joyful Noise”を盗作したという判決が下されて、本名をマーカス・グレイというフレイムらに278万ドル(約2億9700万円)を損害賠償として支払うよう命じられている。

米『ビルボード』誌によれば、今回、15人からなる音楽学者の集団が「法廷の友」を意味する「アミカス・キュリエ」として“Dark Horse”の著作権をめぐる判決に対して意見書を提出したという。

裁判については今後、カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所で判決が改めて見直されることになる。

「アミカス・キュリエは、本質的ではない類似性を示す証拠に対する陪審員の理解について裁判所が明らかな間違いを正すことに強い関心を持っています」とアミカス・キュリエによって弁護士を通じて現地時間1月9日に提出された文書には記されている。

文書は次のように続いている。「裁判所がここで問題になっている判決を覆すことなく、陪審員による『内部テスト』の適用によって不適切におびやかされた時は、著作権侵害についての著しく不公平な判決の前例を拡大させ、アメリカの人気作曲家らによる比類のない創造性や革新性を促進してきたパブリック・ドメインの強固さが揺らぐことになるでしょう」

また、意見書では今回のケイティ・ペリーに対するもののような判決が音楽業界にもたらす危険性についても述べてられている。

「もしも裁判所がこのような判決がまかり通ることを許してしまえば、音楽作品に対する現行の著作権法の適用について横行している混乱と不確実性をさらに悪化させることにしかならないでしょう」と文書では述べられている。「このような混乱や不確実性は広くソングライターやアメリカの音楽業界全体の仕事を妨げることになります。彼らの革新的な表現の活発なアウトプットは、一般的な音楽の慣習やアイディアにアクセスし、確認なく使用できることに依拠しているのです」

今回の音楽学者らの一団は、マギル大学シューリック・スクール・オブ・ミュージック、南カリフォルニア大学、インディアナ大学、バトラー大学スクール・オブ・ミュージック、カリフォルニア大学ロサンゼルス校ハーブ・アルパート・スクール・オブ・ミュージック、ハンブルク大学、バークリー音楽大学、ミリキン大学、ロンドン大学、オールバニー大学、ニューヨーク州立大学、マンハッタン音楽学校、慶應義塾大学、スタンフォード大学、ニューヨーク市立大学ハンター校、ケース・ウェスタン・リザーヴ大学の音楽学者らから構成されている。

一団の代表を務めるケネス・フロイントリッヒは「デジタル・ミュージック・ニュース」の取材に応じて、自分たちの立場やグループを形成することとなった経緯について語っている。

「私のグループが代表を務める音楽学者のコミュニティは御想像の通り、音楽の定義を中傷し、(それ自体においても組み合わせにおいても)保護の必要のない要素を広範囲におよぶ著作権の保護範囲に含めるとした判決に納得していません」と彼は述べている。

彼は次のように続けている。「このグループは音楽学者のコミュニティの中で口コミを通じて形成されたものとなっています」

フレイムの弁護団は15人の音楽学者らによる意見書に反応を示している。

「(音楽学者は)自らを『法廷の友』と称していますが、より適切なのは『弁護側の友』という表現でしょう。不足している点や不適切な点が多く見受けられる意見書も同様に、音楽学者はアミカス・キュリエとなるために必要な法的な基準を満たしていないと言えます」と法律事務所ケープス・ソコルのマイケル・カーンは述べている。

彼は次のように続けている。「さらに、彼らの意見書は一部が今回の裁判における楽曲の範囲から外れた容認できない証拠に依拠したものとなっており、これは原告にとって非常に不利になるのみならず、判決後の異議申立における法的な基準が適切に考慮されていないものになっています」

一方、ケイティ・ペリーは先日、最新作『ウィットネス』をリリースした2017年と2018年の時期にメンタル・ヘルスの不調を抱えていたことを明かしている。

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