リアル・エステートは3年ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・メイン・シングス』をリリースすることを発表して、同時に新曲“Paper Cup”が公開されている。
リアル・エステートにとって通算5作目となる新作はドミノ・レコーディングスより2月28日にリリースされる。
公開された新曲“Paper Cup”についてマーティン・コートニーは次のように語っている。「“Paper Cup”は歳を重ねた今、ミュージシャンになって、曲を作り、バンドで活動するという、10年以上前に描いた僕の夢が、ライフワークになり得るんだということに気づいた気持ちを表現してる。まわりを見渡すと、変化や発展を求め、新しい挑戦をし、でもある意味で型にはまった生き方をしてる。僕自身は、今の環境問題や世界情勢、安らぎのない社会の中で、アーティストでいることの不安定さを感じてる」
彼は次のように続けている。「これは、人生で選んだ道に対して抱く疑問と、自分の行動の持つ意味についての曲だよ。その答えは曲の中にはない。でも皮肉なことに、この作品を僕らにとって過去最高のもの作ろう本気で挑戦する中で、僕も、たぶん他のメンバー全員も、なぜこれを続けているのかを確認できたんだ」
新曲“Paper Cup”はこちらから。
ニューヨークで制作されたニュー・アルバムは、代表作『デイズ』にも参加したケヴィン・マクマホンをプロデューサーに迎え、シルヴァン・エッソやザ・ウォークメンのマット・バリック、ブラジリアン・ガールズのアーロン・ジョンストンら、外部のミュージシャンがゲスト参加している。本作のアートワークはブラック・ダイスのビョーン・コープランドが手がけている。
新作についてメンバーのアレックス・ブリーカーは次のように語っている。「このアルバムに全身全霊を込めて気づいたのは、人の心を打つ音楽作りこそが僕らにとってのカタルシスだということ。『ザ・メイン・シング(大事なこと)』は、自分のインスピレーションを追いかけること。そして周りの人々にもそうありたいと思わせるような憧れになることだ。このアルバムが自身や互いに対しての決意を新たにするきっかけとなってくればいい。僕らにとってそうであったように」