デヴィッド・ボウイはストリーミング限定EPより“The Man Who Sold The World – Eno ‘Live’ Mix”の音源が公開されている。
ストリーミング限定EP『イズ・イット・エニー・ワンダー』のリリースは1月8日のデヴィッド・ボウイの誕生日を記念して発表されており、これまでに公開された“The Man Who Sold The World (ChangesNowBowie Version)”、“I Cant Read ’97”、“Stay ’97”、“Baby Universal ’97”、“Nuts”に続いて、今回の音源が公開されている。
EPのストリーミングはこちらから。
本日公開された“The Man Who Sold The World – Eno ‘Live’ Mix”は、1995年に『ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート/世界を売った男(ライヴ)』のダブルA面シングルとして7インチ・シングルとCDシングルでリリースされていた音源となる。
1995年10月30日にロンドンにあるウェストサイド・スタジオにてライヴ・レコーディングにさらなる音源を付け加えながら再構築していったこのヴァージョンに関して、イーノはこう日記に書き記している。「私はレコーディング音源にバッキング・ヴォーカルやちょっとしたブリップ音を付け加え、音源そのものにちょっとした彫刻を施していった。楽曲としての全体像をより明確にするために」
“The Man Who Sold The World – Eno ‘Live’ Mix”はデヴィッド・ボウイがプロデュースを、そしてブライアン・イーノがミックスを担当している。この音源には、ブライアン・イーノもバッキング・ヴォーカルとして参加しており、ベースとヴォーカルにゲイル・アン・ドーシー、シンセサイザーにピーター・シュワルツ、ドラムにザッカリー・アルフォード、ギターにカルロス・アロマー、そしてギターとヴォーカルにリーヴス・ガブレルスが、それぞれ参加している。
『イズ・イット・エニー・ワンダー』についてはデジタル・ストリーミングEPと収録曲を一部変更した、6曲入りのCDと12インチ・アナログ盤も3月20日にリリースされることが決定している。
このフィジカル・バージョンの『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』EPには、第一弾として公開された“The Man Who Sold The World (ChangesNowBowie Version)”の代わりに“Fun (Clownboy Mix)”が収録されており、“The Man Who Sold The World (ChangesNowBowie Version)”は別途違った形でフィジカル・ヴァージョンとしてリリースされることが予定されている。
フィジカル盤の『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』に収録されることとなる楽曲“Fun (Clownboy Mix)”は、『アースリング』ツアーのクラブ・セットに“Is It Any Wonder?”という曲として披露されていた、名曲“Fame”を現代風に改訂した音源をもとにした楽曲となっている。
“Fun (Clownboy Mix)”はボウイとリーヴス・ガブレルス、そしてマーク・プラティがプロデュースを担当し、レコーディング・エンジニアとしてスティーヴ・ゲストとマーク・プラティがクレジットされており、1998年5月にオーシャン・ウェイ・レコーディングスにてダニー・セイバーがミックスを施した楽曲となっている。ボウイのヴォーカルの他、ザッカリー・アルフォードのドラム、ゲイル・アン・ドーシーのベース/ヴォーカル、マイク・ガーソンのピアノ、リーヴス・ガブレルスのギター/ヴォーカル、そしてマーク・プラティのキーボード/プログラミングが使われている。
また、この“Fun”は英国のドラムンベース・プロデューサー、デリンジャーによるドラムンベース・バージョンも存在しており、単曲のデジタル・ダウンロード&ストリーミング・シングルとして3月20日にリリースされる予定となっている。このバージョンは、2000年にBowieNetのメンバーのみが入手可能となっていたアルバム『Liveandwell.com』に収録されていたもので、デジタルでリリースされるのは今回が初となる。