アルカは6月26日にリリースされるニュー・アルバム『KiCk i』より新曲“KLK”が公開されている。
“KLK”にはロザリアが参加しており、サイバーパンク風のレゲトン・トラックとなっていて、アルカの長年のコラボレーターであるカードプッシャーが共同プロデュースを手掛けている。
新曲“KLK”の音源はこちらから。
アルカとロザリアがシングルをリリースするのは初めてだが、ロザリアは昨年のラテン・グラミー授賞式でのパフォーマンスでアルカのヴォーカルをサンプリングしていた。
インスタグラムの投稿でアルカはこの曲でフルコという楽器を使用していることについて言及している。
「フルコは地元ベネズエラの楽器で大きなドラム・ヘッドに取り付けた棒の振動を通して演奏するものなんだ。弾くと(ベネズエラの郷土音楽である)ガイタ全体のサウンドにサブ・ベースの振動を生み出すんだ。ガイタはベネズエラ固有の音楽なんだけど」
「学校や通っていた音楽教室でガイタの演奏隊の中でフルコを演奏してきたんだけど、それは大きな影響を与えていて、(ベネズエラの楽器である)クアトロを学んだことも大きかった。ベネズエラの音楽は常に自分と共にあって、そういった音楽のスタイルを学べたことには感謝しているんだ」
6月26日にリリースされるニュー・アルバム『KiCk i』にはビョークやソフィー、シャイガールらも参加している。
先日、アルカとシャイガールは楽曲“unconditional”の収益をすべてブラック・ライヴス・マターとインクエストUKに寄付することを発表している。
アルカは今年2月に62分に及ぶ楽曲“@@@@@”が公開されている。「“@@@@@”は、FM海賊ラジオのアナログ性がシンギュラリティ後のAIによる人質感覚に裏付けされた独裁的な監視から逃れる数少ない手段の一つとなっているフィクションの設定から世界への配信なんだ」