アルカは来たるニュー・アルバム『KiCk i』からの最新の楽曲として“Mequetrefe”が公開されている。
曲名はスペイン語で口語的に用いられる男性の蔑称となっている。ベネズエラ出身のアルカは次のように語っている。「“Mequetrefe”は恥ずかしがらずに自分を表現することの裏にある優しさと、それが必要とする自信と勇気を呼び起こすものとなっている。性に関する旧来の固定観念に合致しない自分を公の場で表現することは時に周囲からの批判を引き起こすこともあるから」
“Mequetrefe”の音源はこちらから。
“Mequetrefe”はビョーク、ロザリア、シャイガール、ソフィーが参加した『KiCk i』から公開された3曲目の楽曲となっている。アルバムはデジタルで6月26日に、フィジカルで7月17日にリリースされる。
アルカはアルバムから4月に絵画『ヴィーナスの誕生』に影響を受けた“Nonbinary”を公開し、5月にはミュージック・ビデオと共に“Time”を公開している。
アルカとシャイガールは楽曲“unconditional”の収益をすべてブラック・ライヴス・マターとインクエストUKに寄付することを発表している。
楽曲は6月5日のバンドキャンプによる100%の収益をアーティストに提供する日にリリースされている。
アルカは今年2月に62分に及ぶ楽曲“@@@@@”が公開されている。「“@@@@@”は、FM海賊ラジオのアナログ性がシンギュラリティ後のAIによる人質感覚に裏付けされた独裁的な監視から逃れる数少ない手段の一つとなっているフィクションの設定から世界への配信なんだ」