Bring Me The Horizon、これから4作品を連続でリリースすることを発表

Bring Me The Horizon

ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマンであるオリヴァー・サイクスは『NME』に対してヘヴィな新曲“Parasite Eve”について語り、『ポスト・ヒューマン』と題した一連の楽曲をリリースする計画を明かしている。

もうアルバムをリリースしないかもしれないと以前に語っていたブリング・ミー・ザ・ホライズンだが、新しい音源からの最初の1曲が明日公開される予定となっており、さらに今後4つの作品をリリースすることを『NME』に対して明かしている。

「この曲は(昨年リリースされた)“Ludens”と同じ感触を持った作品に収録される予定なんだ」とオリヴァー・サイクスは『NME』に語っている。「ロックダウンの最中に曲を書いてレコーディングしたんだけど、それは来年にかけて4つの作品になる予定なんだ。作品はすべて同じタイトルで『ポスト・ヒューマン』になるんだけど、それぞれまったく違ったサウンドとムードを持っているんだ。こんなことは僕らはやったことがなかったからね。4つの作品にはいくつか共通のテーマもあるんだ。でも、音楽はどれもコラージュのような感じなんだ。それが好きで、いいと思ったからね」

「でも、ある状況や感情のサウンドトラックを欲することもあるわけでさ。『ポスト・ヒューマン』のアイディアは進化や食物連鎖から脱してみるということについてなんだ。それができれば、自分たちが地球にしていることにも責任が持てるし、今の人間よりもよりよき存在になれると思ったんだ」

新型コロナウイルスと関係があるように思われる“Parasite Eve”だが、昨年から形になり始めたとのことで、気候変動によって熱に耐えるようになった日本の菌の話を読んだという。タイトルはプレイステーションのゲーム『パラサイト・イヴ』からとられており、新型コロナウイルスが世界に広がる前の2月にレコーディングし始めたと語っている。

「不思議だよね」とオリヴァー・サイクスは語っている。「中国のパンデミックは聞いていたんだけど、自分たちの書いているものが現実に近くなり始めたんだからね。ニュースがある度に顔を見合わせて“Parasite Eve”だと言っていたんだけど、その影響の大きさについては分かっていなかったんだ」

「露骨過ぎるから棚上げしていたんだけど、しばらく寝かせてたら、今こそリリースすべき理由が分かったんだ。音楽の中でこれまではいつも逃げたかったわけだけど、逃避主義と世界の問題を無視しているところがあまりにあるように思ったんだ。それは世界が必要としているものじゃない。世界はもっとこのことについて考え、覚えておく必要があるんだよ。軽視して、これまでの生活に戻ることを期待するなんてできないんだからね。だって、そうだろ。いろんな点で変わる必要があった。それこそロック・ミュージックだろ。闇の部分に言及して、それと向き合うんだ」

彼は次のように続けている。「これはいつか来ることを誰もが分かっていた瞬間なんだ。でも、自分たちの人生のうちじゃないと思っていた。ブラック・ライヴス・マターの運動も見てくれよ。進化して不公平に立ち上がったように思うけど、まだまだのことがあるわけでさ。だって、なお起きているわけだからね。怒るべき時なんだ。『こんな日々も終わる』とか『すべてが大丈夫になる』とか言っているときじゃないんだよ。僕らがなにかをしない限り、大丈夫なんかにはならないんだからね」

『ポスト・ヒューマン』の1作目はどんな作品になるかと訊かれると、「闘いの歌による呼びかけのアルバム」と語っている。

「『ロード・オブ・ザ・リング』で闘いの歌を歌うだろ? 死ぬかもしれないことを分かっているからさ。でも、彼らは耐えて、やってみるわけでさ。それを体現したいんだ」と彼は語っている。「最初の作品は怒りと希望についての作品で、音楽版の暴動だよ。解決策を僕らと一緒に見つけるのを呼びかけたいんだ」

「みんなを引き込んで、みんなを怒らせたいんだ。ここ最近やってきたのよりはずっとアグレッシヴなんだ。今は世界は軽いポップ・ミュージックは求めてないからね。怒りのアンセムが必要なんだよ。怒るべきことはたくさんあるからね」

ブリング・ミー・ザ・ホライズンは通常のアルバム・サイクルではなく、これまでとは違ったやり方で音源をリリースしようとしている。

「みんなすぐに数日で音楽を消費しちゃうから、楽しみなものがあるというのはいいことだよね」とオリヴァー・サイクスは語っている。「“Parasite Eve”の後、たくさんの音楽が届けられることになるよ。今回のEPは6曲から10曲を収録しているんだ。だから、アルバムと言えば、アルバムだね。またツアーもやらず、1年間新作に取り掛かるということはないだろうから、これをリリースして、みんなに数日で消費してもらいたいよ」

彼は次のように続けている。「俺がやりたいのは現在進行系で響くという時に今回の作品からの曲をリリースすることなんだ。待つんじゃなくてね。衝撃を受けて、俺ができるのは最善のことを曲に書くことだからね。でも、すごく臨機応変なプランなんだ。エレクトロニック・アーティストとコラボレーションをやって曲を出したいとなったら、そうするだろうね」

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