フェニックスは2年ぶりとなるニュー・シングル“Identical”の音源が公開されている。
フェニックスは今週ソーシャル・メディアでフェニックスというバンド名が記されたジャケットが燃える画像を投稿して、新曲のリリースを予告していた。
フェニックスが最後にリリースしたアルバムは2017年6月発表の『ティ・アモ』で、2018年4月のレコード・ストア・デイにはシングル“Monologue”をリリースしている。
フェニックスは“Identical”を公開して、次のようにツイートしている。「“Identical”という曲で、今後公開される映画『オン・ザ・ロックス』のオリジナル・サウンドトラックに収録されるんだ」
フェニックスは“Identical”が昨年50歳で亡くなったカシアスのメンバーにしてプロデューサーのフィリップ・ズダールへの追悼の意も込められていると述べている。
“Identical”の音源はこちらから。
『オン・ザ・ロックス』はソフィア・コッポラが監督する映画で、ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ、マーロン・ウェイアンズらが出演している。
映画の概要には次のように書かれている。「夫婦関係に突如疑いを持った母親のラシダ・ジョーンズが魅力的なプレイボーイである父親のビル・マーレイと協力して、夫のマーロン・ウェイアンズを尾行するほろ苦いコメディです」
昨年12月、亡くなったプロデューサーのフィリップ・ズダールのスタジオであるモーターベース・スタジオはフェニックスが新曲に取り組んでいることを明かしていた。
2019年6月にフィリップ・ズダールが亡くなった時にフェニックスは次のように追悼の意を表している。「フィリップは伝説的だった。もちろん、僕らの音楽は彼に拠るところが大きかったし、彼は才能と情熱、やさしさをもって多くの時間を僕らを勇気づけるのに使ってくれたんだ」
「でも、それ以上に彼が教えてくれたのは自分の人生や友情、愛をメジャーなアートにまで引き上げることができるということだった。その領域において彼は間違いなく天才だったんだ」