ライド/元オアシスのアンディ・ベルはソロ・デビュー・アルバム『ザ・ヴュー・フロム・ハーフウェイ・ダウン』が10月7日に日本先行リリースされることが決定している。
アルバムからは既に60年代のサイケデリアに傾倒した“Love Comes In Waves”が公開されている。
アルバムのエンジニアはオアシスでバンドメイトだったゲム・アーチャーが務めており、2016年のデヴィッド・ボウイの死を受けてアンディ・ベルは4年間にわたってアルバムをレコーディングしてきたという。
「ずっとソロ・アルバムは作りたくて、ずっとやると言っていたんだけどさ。でも、このアルバムのような形で実現して、こんなサウンドになるとは想像もしていなかったよ」とアンディ・ベルは語っている。
「途中で消えてしまった無数のアイディアと共に、ほぼ完成していた山のような曲があったんだけど、ロックダウンのおかげでそれを世に出す方法を見つける機会をもらったんだ」
「このアルバムはソングライティング主体のものじゃない。ヴァースやコーラスがたくさんあるわけでもない。このアルバムはサウンド主体で、リスニング体験としてのアルバムなんだ」
アルバム・タイトルはアニメ『ボージャック・ホースマン』の最後から2番目の回に登場するアリソン・ターフェルが書いた詩から取られている。
「その詩は飛び降り自殺をした人物が体験する『その途中で見た光景』からの後悔を描いたものなんだ。もちろん、もう取り返しはつかないわけだけどね」と彼は語っている。
「この詩を読んで自殺防止のメッセージがあると思ったんだよね。『その途中で見た光景』を目にしていたら、人生を終わらせるようなことを経験しなくてもいいわけでね。自殺したくなったことはないけど、2019年の秋にライドでアメリカ・ツアーをやっている時にあの番組を観て、その素晴らしい詩に心を動かされたんだ。すごいメッセージだってね」