The KinksのRay Davies、名曲“Waterloo Sunset”をリリースしたくなかったと語る

Ray Davies

ザ・キンクスのレイ・デイヴィスは名曲“Waterloo Sunset”をリリースしたくなかったと語っている。

“Waterloo Sunset”は1967年5月にシングルとしてリリースされており、アルバム『サムシング・エルス』に収録される。

現在ではバンドの名曲の一つとなっている“Waterloo Sunset”についてレイ・デイヴィスは新たなインタヴューでプライベートなままにしておきたかったと語っている。「家族が一緒にいたんだけど、オーストラリアから妹が帰ってきて、姪のジャッキーがいて、他にも従兄弟が数人いたんだけど、彼らにアセテート盤であの曲を20回くらいかけたんだ」

「それで僕は言ったんだ。『これは自分たちのための曲で、世に出したくない』ってね。僕にとっては出さないことが重要だったんだ。僕は優秀なビジネスマンじゃないからね。自分たちのためだけのものにしておきたかったんだ」

レイ・デイヴィスは曲のリリースを渋ることはなかったものの、「人々が正しい形でこの曲に繋がってくれたら嬉しい」と続けている。「国籍に関係なく、夕陽に自分たちの未来を重ねる若い2人の恋人についての曲なんだ」と彼は語っている。

昨年、ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィスは兄であるレイ・デイヴィスとザ・キンクスの新曲に現在取り組んでいることを明かしていた。ザ・キンクスが復帰する最初の兆候が示されたのは2018年6月のことで、レイ・デイヴィスはデイヴ・デイヴィス、オリジナル・ドラマーのミック・エイヴォリーと共演して、新曲に取り組む予定であることを明かしていた。

「立ち返ってみて、たくさんの古い音源を聴いてみたんだ。すごくいいものもあったし、ちょっと手直しが必要なものもあったんだ」と彼は語っている。「レコーディングしたのに使わなかったものとか、あとはヴォーカルを仕上げてないものとか、手直しが必要なものとかだよね」

関連NEWS

  1. The Kinks

    The Kinks、結成60周年を記念したアニバーサリー盤『ザ・ジャーニー』のリリースが決定

  2. The Kinks

    The KinksのRay DaviesとDave Davies、新曲に取り組んでいることが明らかに

  3. The Kinks

    The Kinks、「ローラ対パワーマン」の50周年を記念して生配信を行うことが明らかに

  4. The Kinks

    The KinksのDave Davies、Ray Daviesとバンドを再結成する可能性はあると語る

  5. The Kinks、作品にちなんだ独自のティー・セットが発売されることが決定

  6. ザ・キンクス、未発表曲“Time Song”のリリック・ビデオが公開

  7. レイ・デイヴィス、ザ・キンクスの再結成について他の2人も乗り気だと語る

  8. Dave Davies

    The KinksのDave Davies、来年7月に自伝を刊行することを発表

  9. The Kinks

    The Kinks、『MUSWELL HILLBILLIES』と『EVERYBODY’S IN SHOW BIZ/EVERYBODY’S A STAR』の50周年盤のリリースが決定