メガデスのデイヴ・ムステインはギブソンと提携して、長年噂されてきた新しいギターのラインをリリースすることを発表している。
この新しいラインはギブソンだけでなく、ギブソンの所有するエピフォンとクレイマーでも発売される。
新しいラインのスペックや詳細は明かされていないものの、ギブソンは少なくとも3本のエレクトリック・ギターと1本のアコースティック・ギターが新しいラインには含まれることを明かしている。
ギブソン・デイヴ・ムステイン・フライングV EXP、ギブソン・デイヴ・ムステイン・フライングV『ラスト・イン・ピース』30周年エディション、ギブソン・アコースティック・デイヴ・ムステインCF-100ブラッド・バーストといったギターがラインには含まれている。
『ギター・ワールド』誌によれば、このギブソンとの新しい提携でデイヴ・ムステインは10年以上にわたるディーン・ギターズとの契約が終了している。
プレス・リリースでデイヴ・ムステインはキッスの1975年発表のアルバム『アライヴ!』でギブソンを好きになったと述べている。
「アルバムの裏ジャケットにギブソンのロゴがあって、『キッスは最高を求めるゆえにギブソンを使用しています』と書かれていたんだ。これだね」
「月日が経って今なお同じくファンだけれど、自分も世界をツアーして、演奏して、作曲するようになって、あの声明に同意できなくなっていたと言っておきたいね」
ギブソンのセザール・グイキアンは今回の提携について次のように述べている。「デイヴは史上最も影響力を持つメタル・アイコンにしてリフの天才の1人です。何世代にも渡って道を切り開き、リフの作曲家からギター・プレイヤーにハード・ロック/ヘヴィ・メタルの旗を掲げてきました」
「デイヴと仕事ができるのは特に喜ばしいことです」とセザール・グイキアンは続けている。「彼は私のようなギター・オタクであり、彼と考えてきたコンセプトやアイディアなど、すべての開発段階に携わってくれました」
昨年、デイヴィッド・エレフソンはメガデスとしての新曲を2021年にリリースすると語っていた。新作のタイトルは『ザ・シック、ザ・ダイイング……アンド・ザ・デッド!』になると報じられている。