ロスタムはセカンド・ソロ・アルバム『チェンジフォビア』をリリースすることを発表し、新曲“4Runner”が公開されている。
元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムは2017年にソロ・デビュー・アルバム『ハーフ・ライト』をリリースしており、ハイムの『ウーマン・イン・ミュージック Part III』やクレイロの『イミュニティ』のプロデュースも手掛けている。
これまでに“These Kids We Knew”や“Unfold You”といった楽曲を発表されてきたが、今回ニュー・アルバムが6月4日にマスター・プロジェクツよりリリースされることが決定している。
アルバムからは愛する人と車の旅に出る楽しさを描いた新曲“4Runner”が公開されている。
プレス・リリースによれば、11曲を収録した『チェンジフォビア』はハイムやクレイロを手掛けた期間に3年をかけて制作されたもので、ロスタムが作詞作曲とプロデュースを手掛けている。
ロスタムは今回のプロジェクトが自分の体験した「人生を変える変化」を「公演のベンチにいた見知らぬ人」に打ち明けたことに影響を受けていると語っている。
「彼が言ったんだ。『変化はいいことだ。受け入れなよ』ってね。それまでそんな意見を言われたことはなかったことに気づいたんだ」と彼は振り返っている。
「トランスフォビア、バイフォビア、ホモフォビア、そういった言葉は脅威を含んでいると共に恐怖を表しているようにも思える。変化への恐怖、未知への恐怖、あまり親しみがない未来への恐怖、伝統や定義、権力図が変わってしまうことへの恐怖が根底にあるんじゃないかとね」
彼は次のように続けている。「ジェンダーというものもこのアルバムを制作している間は常に頭の中にあった。愛や人との繋がりについて書いているけど、人との関係性をジェンダーの文脈にあてはめたくないことに気づいたんだ」
「このアルバムに収録されている楽曲は変化への恐怖を祝福するものではない。むしろ正反対とも言える。自らの中にある恐怖心を認めて、そこから成長することのできる人々についての作品なんだ」
アルバムには“From The Back Of A Cab”、“Kinney”、“Starlight”といった楽曲が収録される。
アルバムのトラックリストは以下の通り。
1. These Kids We Knew
2. From The Back Of A Cab
3. Unfold You
4. 4Runner
5. Changephobia
6. Kinney
7. Bio18
8. [interlude]
9. To Communicate
10. Next Thing
11.Starlight