エイフェックス・ツインは週末にNFT(ノン・ファンジブル・トークン)で新たな一品もののアート作品をオークションにかけ、12万8000ドル(約1400万円)で売却されている。
『afx\/ウィアードコア\/ブロックスキャナー』と題されたアート作品はエイフェックス・ツインとヴィジュアル・アーティストのウィアードコアとのコラボレーションとなっている。
NFTによるこのアート作品は暗号通貨市場のファウンデーションで販売され、エイフェックス・ツインによる音楽と学際的アーティストのフリーカ・テットによる「追加の技術的措置」を盛り込んだものになっているという。
ツイッターで24時間のオークションを告知したエイフェックス・ツインは暗号通貨の二酸化炭素排出量について相殺する活動を行うとしている。「売れた金額に基づいて収益の一部は植林に使う予定で、パーマカルチャーのプロジェクトに寄付を行うか、独自にそうした活動を行います」
We will spend a portion of the money on planting trees and either donating to permaculture projects or setting them up ourselves, depending on how much we get .
— Aphex Twin (@AphexTwin) March 14, 2021
NFT(ノン・ファンジブル・トークン)はここ数週間で音楽業界に浸透しており、キングス・オブ・レオンは新作『ホエン・ユー・シー・ユアセルフ』をNFTの形でもリリースしている。3つのトークンでできたコレクションは“Golden Eye”の限定アナログ盤や来たるツアーで6枚だけ発行されるゴールデン・チケットなどを含む25の一品が競売にかけられている。
先週、キングス・オブ・レオンはNFTの競売で200万ドル(約2億1800万円)の売上があったことを明かし、そのうち5000万ドル以上を新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けているライヴ・スタッフのためのファンド「クルー・ネイション」に寄付している。
グライムスも先日『ウォーニンフ・コレクション vol.1』と題した10点のNFTアート作品を48時間の期間でオークションに出品している。
ホールジーもNFTの形でアート作品をニッフィ・ゲートウェイで競売にかけており、ロサンゼルスの若者のホームレスを支援する「マイ・フレンド・プレイス」と炭素を削減する活動を行っている「カーボン180」に収益を寄付している。
MFドゥームはNFTで拡張されたマスクの実物をデジタル市場のイラスト・スペースで売りに出している。
音楽以外では暗号通貨の支持者がバンクシーのアート作品を購入して、デジタル版を製作した後、償却し、元々の価値の4倍の価格が付いている。