英国王立造幣局はザ・フーのキャリアを祝福する記念硬貨を発表している。
ザ・フーは英国王立造幣局によってミュージック・レジェンドのシリーズで取り上げられた4組目のアーティストとなっていて、これまでにデヴィッド・ボウイ、クイーン、エルトン・ジョンの記念硬貨が造られている。
結成メンバーでリード・シンガーのロジャー・ダルトリーは最初のコインを鋳造するために英国王立造幣局を1人で訪れている。
新たな記念硬貨は写真でモッズのロゴ、ユニオン・ジャック、リッケンバッカーなど、キャリアを彩る有名なシンボルがプリントされていることが明らかになっている。
組み合わせると、ザ・フーの代表作『トミー』に収録の“Pinball Wizard”でお馴染みのピンボール台ができる形となっている。
英国王立造幣局はこのコインに革新的な技術を採用しており、いくつかのコインはスピーカーから放射されるようなショックウェーヴのエフェクトを楽しむことができるという。英国王立造幣局のデザイナーと職人は10年間にわたって記録を保持したザ・フーの大音量のコンサートに捧げる形でこのエフェクトを開発している。
英国王立造幣局の記念硬貨部門の取締役であるクレア・マクレナンは次のように述べている。「ザ・フーは途轍もない音楽的功績を持った象徴的なブリティッシュ・バンドです。なので、公式の英国硬貨で彼らを讃えるのはふさわしいことのように思います」
「ザ・フーの記念硬貨は大好評となっているミュージック・レジェンド・シリーズの最新のものとなります。これは新たなオリジナルのデザインで伝説的なイギリスのアーティストを讃えるものです。ロジャー・ダルトリーが英国王立造幣局を訪れて最初のコインを鋳造してくれて、素晴らしいデザインを作ってくれたチームと会ってくれたことは特権的なことでした」
「私たちのミュージック・レジェンド・シリーズはコイン収集家の新世代を引き込み、このデザインはファンの大切な品々の一つとして愛されるものになるでしょう」
ロジャー・ダルトリーは次のように述べている。「ザ・フーの音楽的功績を讃える記念硬貨ができて嬉しいよ」
「コインのデザインはバンドの真のエッセンスと僕らが体現したものを捉えているんだ。最初のコインを鋳造して、コインを作るのに使われたテクノロジーとプロセスを見ることができたのは素晴らしい瞬間だったよ」
先月、ザ・フーは1967年発表の『ザ・フー・セル・アウト』が再発されたことを受けて、新たなチャリティのためにハインツとパートナーシップを結んでいる。