レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは新たなソロ・アルバムについてカニエ・ウェストから影響を受けたと語っている。
トム・モレロは2018年発表のソロ・アルバム『ジ・アトラス・アンダーグラウンド』に続く『ジ・アトラス・アンダーグラウンド・ファイアー』を10月15日にリリースすることを発表している。
トム・モレロは新たなインタヴューで豪華ゲストが参加する『ジ・アトラス・アンダーグラウンド・ファイアー』についてカニエ・ウェストから影響を受けたと語っている。
「2018年に出た『ジ・アトラス・アンダーグラウンド』の姉妹作となる『ジ・アトラス・アンダーグラウンド・ファイアー』はパワフルな音楽を生み出すために違うジャンルを超えて、志を同じくするミュージシャンを集めたんだ」とトム・モレロは『ラウドワイアー』に語っている。「昨年1年を通して、多くの時間をロックダウンの中で過ごしたわけだけど、それが自分にとっては現実の救命ボートとなったんだ」
トム・モレロは新型コロナウイルスのパンデミックが始まった時にもう一度ツアーができるかどうか、新曲のレコーディングをできるかどうか分からず、非常に気分が滅入っていたと語っている。
「カニエ・ウェストのインタヴューを読んだけど、携帯電話のボイスメモで2枚分のアルバムのヴォーカルをレコーディングしたと自慢していてね。それで思ったんだ。『カニエ・ウェストのアルバムのヴォーカルができるなら、携帯電話でギターのリフも録れるだろう』ってね」と彼は説明している。
「マイクを繋いで、椅子の上に携帯電話を置いて、赤いマークを押して、そして世界各地のエンジニアとプロデューサーにリフを送ったんだ。ブルース・スプリングスティーン、エディ・ヴェダー、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、ダミアン・マーリーとかにもね。非常にストレスフルな時期の真っ最中にコラボレーターとのグローバルなコミュニティとこのアルバムは作られたんだ。まさに素晴らしいライフラインとなって、そうやってアルバムを作ったんだ」
彼は次のように締めくくっている。「それが『ジ・アトラス・アンダーグラウンド・ファイアー』の始まりになったんだ」
先日、トム・モレロはブルース・スプリングスティーンとエディ・ヴェダーとのコラボレーションによるAC/DCの“Highway To Hell”のカヴァーが公開されている。