ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが死去した。80歳だった。同バンドの創立メンバーの1人であったチャーリーが8月24日、英ロンドンの病院で、家族に見守られながら息を引き取ったことを代理人が発表した。
英メディアが速報で伝えた段階ではまだ死因は明らかになっていないものの、チャーリーはわずか数週間前、定期検診中に問題が見つかったことで、緊急に心臓手術を受けていた。手術は成功したと言われていたが、医師団のアドバイスにより、来月から開始予定の「ノー・フィルター」ツアーには参加しないことが先日発表されていた。
しかし、十分な回復期間を取った後、来年ストーンズ結成60周年を記念して、17年ぶりのオリジナルアルバムをリリースする際には、活動を再開する見込みとなっていた。
世界最高のドラマーの1人に数えられるチャーリーは、ミック・ジャガー、キース・リチャーズと並んで、ストーンズの全てのスタジオアルバムに参加、ジャズから影響を受けたそのスタイルで、2006年にはモダン・ドラマー・ホール・オブ・フェイムの殿堂入りを果たしていたほか、1989年にはストーンズのメンバーとしてロックの殿堂入りもしている。