Paul McCartney、歌詞でキャリアを振り返る新刊が有名な書店の賞の最終候補に

Paul McCartney

ポール・マッカートニーは新刊『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント(原題)』が書店ウォーターストーンズの選ぶブック・オブ・ザ・イヤーの最終候補に残っている。

11月2日に発売される『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント』は子どもの頃の曲やザ・ビートルズやウイングスの曲、長きにわたるソロ・キャリアの曲を通してポール・マッカートニーの人生を振り返るものとなっている。

本書には自身のアーカイヴから未公開の下書きや手紙、写真も掲載されるとのことで、ウォーターストーンズによるブック・オブ・ザ・イヤーの最終候補の13冊に選ばれている。

ブック・オブ・ザ・イヤーの受賞作は12月21日に発表される。

アルファベット順に編纂された本書は時系列順というよりは多面的なものになっていて、初めて曲の背景を明らかにするテキストが添えられ、曲を書いた時の状況や影響を与えた人や場所、今どう思うかなどが明らかにされる。

「数え切れないほど、自伝を書かないのかと訊かれてきたんだけど、ふさわしい時というのがなかったんだ」とポール・マッカートニーは序文で述べている。

「常にやろうとしてきたのは家にいる時でもツアーに出ている時でも新しい曲を書くことだったからね。ある年齢に達すると、過去の日々の出来事を振り返る日記に立ち返りたい人がいるというのも分かる。だけど、自分にはそういうノートブックはなかったんだ。僕にあったのは自分の曲で、数百もの曲は同じ役割を果たすことが分かったんだ。これらの曲は僕の人生を振り返るものなんだよ」

「僕の書いてきたものがこれまで見たことのない僕の人生や僕の曲についての何かを提示できることを願っているよ。音楽がどう生まれ、それが僕にとってどんな意味を持つかを書こうとしたんだ。僕以外の人々にとっても意義あるものになることを願っている」

先日、ポール・マッカートニーは本書に掲載される154曲を公開している。

新刊の刊行に合わせて大英図書館では無料の展覧会「ポール・マッカートニー:ザ・リリックス」が11月5日から3月13日まで開催されることが決定している。また、ポール・マッカートニーはロンドンのサウスバンク・センターで新著について語るイベントに出席することが明らかになっている。

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