Paul McCartney、The Beatlesの「Now And Then」をライヴで演奏することについて語る

Paul McCartney

ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの“Now And Then”をライヴで演奏することについて語り、「すごく込み上げてくるものがある」と述べている。

ポール・マッカートニーは現在「ゴット・バック」ツアーを行っており、12月15日にはマンチェスターのコープ・ライヴで公演を行っている。公演ではザ・ビートルズの4人のオリジナル・メンバーによる最後の楽曲と称されている“Now And Then”が演奏されている。

ファンが撮影した動画でポール・マッカートニーは目に涙を浮かべて、間を取って、拍手と喝采を受けることとなっている。

インスタグラム

ジョン・レノンが70年代に録音したデモ・テープを基に2022年にポール・マッカートニーとリンゴ・スターがAIの力を借りて完成させた“Now And Then”を演奏することについてポール・マッカートニーは『ミラー』紙に次のように語っている。「よかったよ。“Now And Then”のような古い曲であっても、新しい曲を紹介する時というのは最初にリアクションはみんな、何の曲をやっているのか、分からないという感じなんだよね」

「でも、コンサートをやっていくと、分かってくれるようになるんだ。インターネットで話題になっていくからね。だから、今じゃリアクションも大きくなって、自分たちとしても演奏できて嬉しいんだ。演奏するのにいい曲だし、特に素晴らしいのはジョンの曲だということだよね。すごく込み上げてくるものがあるんだ。大好きだし、演奏するのも好きだし、観客も気に入ってくれているみたいだからね」



“Now And Then”は第67回グラミー賞で最優秀レコード賞と最優秀ロック・パフォーマンス賞にノミネートされている。

ジョン・レノンは“Now And Then”のデモ音源をピアノとヴォーカルだけで70年代にニューヨークのダコタ・ハウスで制作しており、彼の死後にオノ・ヨーコはこの音源を、90年代の『アンソロジー』プロジェクトで完成して、リリースされた“Free As A Bird”や“Real Love”と共に1994年にポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターに渡している。

3人はジェフ・リンのプロデュースの下、新しいパートをレコーディングして“Now And Then”のラフ・ミックスを完成させたが、ジョン・レノンのヴォーカルとピアノを分離できず、クリアなミックスができないという「技術的な限界」が残ることとなった。

2021年になってピーター・ジャクソンはドキュメンタリー『ゲット・バック』でウィングナット・フィルムスのMALというオーディオ・テクノロジーを採用しており、これはモノの音源から楽器とヴォーカル、ホーンや個々人の声を分離させられるもので、2022年の『リボルバー』のリミックスでも採用されている。その後、この技術はジョン・レノンのヴォーカルとピアノをクリアにするために“Now And Then”のデモ音源にも使われることになった。

音源ではジョージ・ハリスンが1995年にレコーディングしたアコースティック/エレクトリックのギター・パート、リンゴ・スターによる新たなドラムとバッキング・ヴォーカルの音源、ポールによる新たなベースとバッキング・ヴォーカルの音源が使われており、ジョージ・ハリスン風のスライド・ギターとジョン・レノンの作曲を下にしたピアノも加えられている。

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