マリリン・マンソンはウェスト・ハリウッドのマンションに防音を施した部屋があり、「バッド・ガールズ・ルーム」と呼んでいたと報じられている。
法廷の記録と新たなインタヴューに基づいた米『ローリング・ストーン』誌の記事では、本名をブライアン・ワーナーというマリリン・マンソンがガールフレンドを「心理的に拷問する独房に監禁していた」ことが報じられている。
性的虐待などの罪でマリリン・マンソンを訴えている元アシスタントのアシュリー・ウォルターズはこの部屋について話す時、マリリン・マンソンは「常に自慢めいた冗談っぽいトーン」だったと述べている。
別の元アシスタントのライアン・ブラウンは自身が働いていた8年間で「バッド・ガールズ・ルーム」に女性が閉じ込められているのを見たことはないと否定しつつも、「みんながそう言っているのは周知の事実だった」と述べている。
性的虐待と違法な監禁などの罪でマリリン・マンソンを訴えているアシュリー・モーガン・スミスラインは交際時に一度に何時間もこの場所に閉じ込められたと語っている。
「最初はいいことを言ってくれるのです」とアシュリー・モーガン・スミスラインは述べている。「その後、意地悪なことを言ってきて、私が叫んでも誰にも聴こえません。最初は喧嘩していましたが、彼はそれを楽しんでいました。そして喧嘩しないことを学びました。彼の求めるものを与えてしまうからです。私は頭の中で別の場所へと行っていました」
過去にフィービー・ブリジャーズは次のようにツイートしている。「10代の時に友人たちとマリリン・マンソンの家に行ったことがあるの。私は大ファンで、彼は自宅に『レイプ・ルーム』があると言っていたわ。ひどい男子ならではのユーモアだと思ったわ。それでファンをやめたの」
フィービー・ブリジャーズは次のようにも述べている。「レーベルもマネージメントもバンドも知っていた。ショックを受けて怖くなったふりをして今さら距離を置くのは哀れね」
マリリン・マンソンは今年2月に元パートナーのエヴァン・レイチェル・ウッドに告発されたのを初めとして性的虐待をめぐる4件の訴訟を抱えている。
4月には『ゲーム・オブ・スローンズ』への出演で知られるエスメ・ビアンコも虐待を告発しており、斧を持って彼の家で追い回されたと述べている。
マリリン・マンソンは彼に向けられた虐待の告発について否定し、「現実をひどく歪曲」していると述べている。