スティーヴ・ヴァイは10年ぶりの書き下ろしとなるニュー・アルバム『インヴァイオレット』を1月28日にリリースされることが決定している。日本盤は1月26日に先行リリースされる。
2016年にはスティーヴ・ヴァイの代表作である1991年のセカンド・アルバム『パッション・アンド・ウォーフェア』25周年記念盤に同梱される形で、未発表楽曲で構成されたスタジオ・アルバム『モダン・プリミティヴ』を発表しており、それもオリジナル・アルバムの1枚に数えられてはいるものの、1984年のファースト・ソロ・アルバム『フレクサブル』と『パッション~』の間に作曲したものや温存していたアイディアを仕上げたものであることから「書き下ろし楽曲による新作」というものではなかった。
アルバムのリリース発表に合わせて新曲“Little Pretty”が公開されている。
アルバムからは“Candlepower”の音源も公開されている。
スティーヴ・ヴァイは新作について次のように語っている。「とても“ヴァイ的”だよね。それが何を意味するのであれ。俺よりそれを巧く説明できるやつがいるかもしれないな。とにかく、とても正直な音楽だよ。俺の作品は長いものが多いし、コンセプトがたくさんあったり、ストーリーを軸に遊んだりしている。今回はそういう要素が一切ない。今回は、俺がみんなの前で演奏できるように形にして録音したいと思ったかなり濃いインストゥルメンタル曲だけが9曲入っているんだ」
彼は次のように続けている。「神聖な(インヴァイオレット)インスピレーションというのは、完全にピュアな形で思い浮かぶものなんだ。それはほとんど完全な形で登場して、自分にとって正しい、完璧に正しいものだという認識があるんだ。それには一切エクスキューズもなければファンタジーもない。“イエス”という認識があるだけだ。そして独自のクリエイティヴィティにとって正統派である形でそれを捉える。願わくは、俺がこのアルバムでやったことがまさにそれだといいね」