ニルヴァーナのカート・コバーンが一時期暮らしていた家が売りに出されている。
カート・コバーンは両親の離婚を受けてワシントン州モンテサーノにある家に父親と一緒に暮らしていた。
カート・コバーンは1978年、11歳の時にこの家に引っ越してきており、1982年まで住んでいた。
カート・コバーンの父親が再婚したことで、継母とその2人の連れ子もこの家に移ってきており、その後カート・コバーンはこの家を離れて、祖母のトレイラーに身を寄せている。
その後、カート・コバーンは10代後半、家族や友人の家を移り住む生活となっている。
この家は現在27万9000ドル(約3200万円)の価格で売りに出されている。
不動産会社はこの家を撮影したフォトグラファーが特徴的な構造に気づくまでカート・コバーンの住んでいた家だったことを知らなかったという。
よく知られている通り、カート・コバーンの父親は家を船室のような造りにしており、カート・コバーンの部屋には丸い船室のような窓が付いていた。
不動産会社のコルト・フェアリーは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「フォトグラファーのアリシア・ティスデイルに写真を撮ってもらうまで私たちの誰1人として知りませんでした」
「彼女はアバディーンのことに詳しくて、『なんてこと! カート・コバーンの家じゃない』と言ったのです。父親のドナルドは家全体を船のようにしていたんですよね」
今年、カート・コバーンがワシントン州アバディーンにある子供時代に過ごした家が正式に歴史的名所として認定されている。
この家の現在の所有者であるリー・ベーコンは米『ローリング・ストーン』誌に来春からプライベート・ツアーを開催する予定だと語っている。リー・ベーコンはアバディーンのダウンタウンに「トリビュート・ラウンジ&ギャラリー・カフェ」も立ち上げる予定で、カート・コバーンにまつわる品々や写真を展示するという。