Taylor Swift、「Shake It Off」の盗作をめぐる裁判で改めて棄却することを求める

Taylor Swift

テイラー・スウィフトは“Shake It Off”の歌詞について盗作の訴訟を起こされていたが、改めて棄却することを求める書類を弁護士が提出している。

2017年にソングライターのショーン・ホールとネイサン・バトラーは女性グループの3LWのために書いた“Playas Gon’ Play”をテイラー・スウィフトが盗作したと訴訟を起こしている。“Shake It Off”には「Cause the players gonna play, play, play, play, play」と「Haters gonna hate, hate, hate, hate, hate」という一節があるが、“Playas Gon’ Play”には「Playas, they gonna play, and haters, they gonna hate」には一節が存在していた。

この訴訟は2018年2月に棄却されており、判事は一節が「ありふれた」もので著作権法の保護の対象にはならないと述べていた。しかし、2019年10月にこの判決は覆されており、2020年9月には裁判が行われることが決定していた。

判事のマイケル・フィッツジェラルドはショーン・ホールとネイサン・バトラーが「クリエイティヴな表現において保護の対象となる部分とアレンジを十分に示した」として“Shake It Off”の関連部分が“Playas Gon’ Play”と「十分に似ている」ため裁判を進めることができると判断している。テイラー・スウィフト側は著作権を侵害していないという即日結審を求めたが、12月9日に判事はこれを拒否している。

12月23日にテイラー・スウィフト側は新たな弁護の動きを見せており、弁護士は似た性質を持った2つのものを提示して著作権侵害かを判断する基準となる「外在的テスト」を考慮していないと述べている。その主張ではテイラー・スウィフトの歌詞がパブリック・ドメインのフレーズを基にしていることが明らかになるはずだとしている。

米『ローリング・ストーン』誌が確認した法廷書類には「どちらの作品も2つのパブリック・ドメインとなる短いフレーズを使用しています。『players gonna play』と『haters gonna hate』は誰もが無料で使えるフレーズです」と記されている。

「裁判所が共通点だと指摘した2つの短いパブリック・ドメインのフレーズの存在と2つの同語反復は単純に外在的テストを満たしていません。そうでなければ、原告『player gonna play』と『haters gonna hate』を他の同語反復と一緒に書いたり、歌ったり、発言した人全員を訴えることができてしまいます。それを認めてしまうと、前代未聞であり、パブリック・ドメインに反することになってしまうのです」

公判はロサンゼルスの裁判所で2月7日に行われる。

ショーン・ホールとネイサン・バトラーの弁護士であるジェラルド・フォックスは次のように述べている。「再考するための根拠はなく、音楽界の大物と彼女の組織が低所得のアーティストを出し抜くことによってクライアントの正義を邪魔しようとしているように感じます」

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