ポール・ウェラーはザ・ビートルズが解散したことを喜ばしく思っていることを明かしている。
『アンカット』誌のインタヴューを受けたポール・ウェラーは12歳の時に映画『レット・イット・ビー』を観たことを振り返っている。
「大きなスクリーンでザ・ビートルズを観ることができて、圧倒されていたんだ。彼らがルーフトップ・セッションなんかを演奏してくれたわけだからね。だから、自分にとっては彼らがライヴを演奏するのをスクリーンで観られたということだけでも、感動的だったんだ」とポール・ウェラーは語っている。
「仲の良くない彼らを観るのは憂鬱なことだと言われているけど、後々になるまで気づかなかったよ」と彼は続けている。
「個人的には解散したことを嬉しく思っているんだ。80年代にDX7でシンセ・ポップをやるザ・ビートルズなんて想像できるかい? そんなの最低だろ」
ライヴ・エイドでスタイル・カウンシルでザ・ビートルズと共演していたらと訊かれると、ポール・ウェラーは次のように応じている。「そんなことになっていたら、ショックだっただろうね。彼らはその遺産を汚していたんじゃないかな。そうしたら後年、ここまでの賛辞で語られることはなかったと思う」