ブリング・ミー・ザ・ホライズンは昨年行った『ポスト・ヒューマン』のアリーナ・ツアーで38%の二酸化炭素排出量を削減したことが発表されている。
9月20日から26日にわたって開催されたツアーはより持続可能なアプローチを取っており、その結果についてAGFが報告をまとめている。
報告によれば、二酸化炭素排出量の削減は輸送における再生可能燃料の使用、植物由来の食事、食品廃棄の削減、エネルギー効率の高い装置によって実現している。ツアーではプラスチック・ボトルの使用も禁止されており、楽屋やツアーバスでの使用を禁じることで、3322本のプラスチック・ボトルの使用を防いでいる。
ブリング・ミー・ザ・ホライズンは変化のための投資も行っており、ロウ・パワー・マネージメント、ユナイテッド・タレント・エージェンシー、プロモーターのキリマンジャロ、O2は持続可能性の実現とツアーの影響の監査にかかる費用を分担している。
ロウ・パワー・マネージメントのマット・アッシュは次のように語っている。「持続可能なツアーのアプローチを標榜するブリング・ミー・ザ・ホライズンやそのツアー・プロダクション・チームと仕事をすることは私たちが間違いなく支持するものであり、今後のツアーでもできるだけ実施していきたいと思います」
AGFのCEOであるクレア・オニールは次のように続けている。「パンデミックの間、ツアー業界は持続可能性について重要なトピックということで一致しました。初のUKアリーナ・ツアーを有言実行できた結果については満足しています。報告は健康、ストレス、環境における持続可能性の直接的な結びつきを示しています」
「ツアーの環境にやさしい未来を実現するためにはカルチャーの変化や業界の再編が不可欠です。まだやるべきことはたくさんありますが、今回の結果は今すぐ排出量の削減と生態系の維持のために大きな一歩を踏み出すことのできる紛れもない証拠となっています。先延ばしにする言い訳はできないのです」
昨年、コールドプレイも環境面での持続可能性に配慮した2022年のワールド・ツアーの詳細を発表している。
ブリング・ミー・ザ・ホライズンは2022年のNMEアウォーズ授賞式でクロージング・パフォーマンスを行うことが決定している。
また、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとエド・シーランは“Bad Habits”のコラボレーション・バージョンのスタジオ音源をリリースしている。
2月8日に行われたブリット・アウォーズの授賞式の冒頭でブリング・ミー・ザ・ホライズンとエド・シーランは“Bad Habits”の新バージョンを披露していた。
エド・シーランはこの新バージョンについて次のように語っている。「先週のライヴは楽しかったし、みんなも新バージョンを気に入ってくれたと思う。出すのが楽しみだよ」