ミューズは現地時間4月7日にデヴォンで復帰ライヴを行っている。
ミューズは1990年代にライヴを行っていたエクスターにある220人収容のキャバーン・クラブでライヴを行っている。会場はミューズの出身地であるティンマスから北に約16マイルのところにある。
ミューズは来たる通算9作目のアルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』に関連した映像撮影のために45分の特別なライヴを行っている。
この日の観客はシーチケットによる抽選に申し込んで、当たった人のみが会場に入場することができる形となっていた。それまでは「イングランド南西部のどこか」としか明かされていたかった。
この公演はミューズにとって2019年以来のライヴとなっている。セットリストFMによれば、公演は今年1月にリリースされた“Won’t Stand Down”をライヴ初披露する形で幕を開けている。
この公演では最新シングル“Compliance”もライヴ初披露され、“Hysteria”、“Supermassive Black Hole”、“Plug In Baby”、“Knights Of Cydonia”といった名曲も披露されている。
アンコールでは紙のセットリストにはなかった“Stockholm Syndrome”と“Agitated”が披露されている。ライヴではスマートフォンの使用が禁止されており、ライヴの映像はオンラインにアップされていない。チケットの価格は5ポンドで、ウォー・チャイルドUKに寄付されている。
ミューズは5月9日・10日にミューズはいくつかのチャリティ団体に資金を募るためにハマースミスのイヴェンティム・アポロで公演を行うことも決定している。
この日のセットリストは以下の通り。
‘Won’t Stand Down’ (live debut)
‘Hysteria’
‘Pressure’
‘Compliance’ (live debut)
‘Supermassive Black Hole’
‘Assassin’
‘Psycho’
‘Plug In Baby’
‘Bliss’
‘Knights Of Cydonia’
‘Stockholm Syndrome’
‘Agitated’
ミューズは新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』を8月26日にリリースすることが決定している。
ロサンゼルスとロンドンでレコーディングされた本作はミューズ自身によるプロデュースで、マシュー・ベラミーは「世の中で高まる不確実性や不安定性に影響を受けている」と説明している。
「パンデミック、ヨーロッパの新たな戦争、大規模な抗議活動や暴動、内乱未遂、欧米の民主主義の揺らぎ、権威主義の台頭、山火事や自然災害、そして世界秩序の不安定化。そういったこと全てが『ウィル・オブ・ザ・ピープル』の世界観を特徴づけている」とバンドは述べている。