ポール・トーマス・アンダーソン監督による映画『リコリス・ピザ』のサウンドトラックは6月29日に日本盤が発売されることが決定している。
映画のタイトルになっている「リコリス・ピザ」は1970年代頃に南カリフォルニアで展開していた独立系レコード・ショップ・チェーンの名称で、映画の舞台であるサンフェルナンド・バレーのサブカル・シーンに不可欠な存在だったという。
しかし、そのレコード・ショップは劇中では登場せず、「リコリス・ピザ」という言葉さえ発せられることもない。けれども、この映画の空気を的確にレコード・ショップ名が表現しており、そこに「70年代」の世界観が立ち上がる作品と評されている。
全20曲を収録したサウンドトラックは監督自らがキュレーションを行っており、ポール・マッカートニー、ドアーズ等による名曲が収録されている他、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドによるスコアでタイトル曲となる“Licorice Pizza”も収録される。