ミューズのマシュー・ベラミーは新たなインタヴューで来たるニュー・アルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』について「新曲によるベスト盤」だと語っている。
ミューズは今年1月に新作からの最初の楽曲となる“Won’t Stand Down”が公開されており、通算9作目となるアルバムは8月26日にリリースされる。
『ビッグ・イシュー』誌のインタヴューでマシュー・ベラミーはベスト・アルバムを出そうとしたレーベルへの反発として新作が書かれたところがあると語っている。
「ベスト盤を出すという話になって、自分たちとしてはそれに応じられなくてね」とマシュー・ベラミーは語っている。「それで、新曲によるベスト盤を作ってやろうという感じになったんだ」
「このアルバムはメタルの曲が入っていたとしても、それは自分たちにとってこれまでで最高のメタル楽曲だし、ソフトなバラードのラヴ・ソングにしても、これまでで最高のバラードによるラヴ・ソングにするというね」
彼は次のように続けている。「ミューズの最高の部分を集めたモンタージュなんだよ。過去にやったタイプのジャンルを新しくやってみたんだ」
ミューズは新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』のリリース発表時に次のように述べている。「パンデミック、ヨーロッパの新たな戦争、大規模な抗議活動や暴動、内乱未遂、欧米の民主主義の揺らぎ、権威主義の台頭、山火事や自然災害、そして世界秩序の不安定化。そういったこと全てが『ウィル・オブ・ザ・ピープル』の世界観を特徴づけている」
「今は西側の王国にいる僕たち全員にとって不安で恐ろしい時代だ。そして僕たちを長い間育んできてくれた自然界は正真正銘の脅威にさらされている。このアルバムはそれらの恐怖や、次にやってくるものへの準備をパーソナルな形で切り抜けていく作品なんだ」