タイラー・ザ・クリエイターはケンドリック・ラマーの最新作『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』を新たなインタヴューで絶賛している。
ケンドリック・ラマーの待望の通算5作目『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』は先月リリースされている。アルバムは2017年発表の『ダム』に続く作品となっている。
パリで開催された2022年のコンヴァース・オールスター・シリーズに登場したタイラー・ザ・クリエイターは若い人々が正直さを受け入れ、弱さを表に出していることについて話す中で『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』を持ち出している。
「正直さというのは素晴らしいと思う。自分にとっても、他の人にとってもね」とタイラー・ザ・クリエイターは語っている。「何かを作るにしても露骨である必要はないんだ。でも、自分がアプローチしているものに正直になれば、最高のものができるんだよ」
彼は次のように続けている。「俺たちは互いにハグするやり方を知らないだろ。でも、克服できればと思うし、そうなるよ。若いキッズたちは『どうした? 大丈夫か?』と言っているしね。デタラメは止めて、オープンに正直にならなきゃいけないんだ」
タイラー・ザ・クリエイターは『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』に触れて、次のように語っている。「ケンドリックも新作でそうしているよね。あのアルバムは大好きなんだ。あまりにオープンで、正直なことに触れているから、聴けない人もいると思う。目を見つめて語りかけてくるから、『パニックになりたくない。こんなのは聴けない。別のをかけてくれ。ドギーがしたいから』という感じでね。それで忘れて、彼が語っていることに無感覚になってしまうんだ」
「彼の語っていることを経験しろと言っているわけじゃない。でも、『俺はハードだ。人を撃ったことがある』と言って、隠しているようなことについて考えさせてくれるんだよ。俺はそうするね」
ケンドリック・ラマーは6月26日にグラストンベリー・フェスティバルのピラミッド・ステージでヘッドライナーを務めることが決定している。